2010年5月28日金曜日

オーストリア2日目

午前中の予定がキャンセルになったおかげで、しばしゆっくりできたものの、街は雨。
午後いちでシュピッテラウから電車でHardersdorf am Kampへ。駅でDorisにピックアップしてもらい、Hiedlerを訪ねる。08が味わいにも貴腐の影響があるものの、複雑で決して悪い年ではないこと、しかしやや中抜けし、余韻が短めであることを確認。09はなんともチャーミングな年。透明な果実味が、しかし単純にならないのは、豊富なミネラルのおかげ。酸も実に生き生きとしている。いいな、好きだな。
因みに今年は08より天候不順で、自然農法ワイナリーにとっては、またまた試練の年になりそう。

明日はFalstaff Wine Maker of the year(だったかWinery of the yearだったか)に選ばれたWachauのRidi Pichler, 昨年のWine & Spirits誌のやはりWine maker of the year(だったかWinery of the year?)のSchloss Gobelsburg、そして抜群のコスパを誇るStadt Kremsを訪ねます。今から楽しみ!

2010年5月26日水曜日

オーストリア vol.1

今日からオーストリアに入りました。この5-6年で、おそらく12-3回、そのうちのほとんどをオーストリア・エアを使ってを訪れていますが、今回初めてラッキーなことにビジネスにアップグレードされました。ギリギリでカウンターに駆け込んだのが良かったのか。
ビジネスクラスのワインは、白がシュティフト・ゲットヴェイクのリースリング ベアク、アルツィンガーのグリューナー フェーダーシュピール、シュタードゥルマンのツィアファンドラー イーゲルン、全て08で、当然全種踏破。最初のアルツィンガーが良かったなぁ。クラッハーのキュヴェ・ベーレンアウスレーゼを最後に頼んだのに忘れられたのは残念…。でも、マイヌルのカフェでなければ飲めないような(フィアカーとか、アインシュペンナーとか)ウィンナ・コーヒーが10種もあって、1回しか注文は取りに来ないが、頼めば色々試せるのは嬉しい。私はマリア・テレジア(ブラックコーヒーにオレンジリキュール。うーん大人の色気!)とフィアカー(コニャックにホイップクリーム入り。結構ハードボイルドな味わいで、砂糖を少し入れた方が美味しい)を楽しみました。

2010年4月23日金曜日

20th April Toscana Tasting

Chianti2つに、Ornellaiaの3rdラベル、Vino NobileにBrunello、というSangioveseオンパレード。似通っていて、生徒達を混乱に陥れた?

1. Monsanto Chianti Classico 07  3,300
高い酸にチェリー、鉄っぽさの入り混じる、大樽熟成の所謂古典的キャンティ。やや還元的で、おそらくあまり収量も抑えていないであろうやや青い生木を剥いだような風味があり、ワイン単体として特に魅力的でもなかったが、1日おいて鶏肉のトマト煮を合わせると、雑味も旨みに転化し、高い酸が見事に味わいにメリハリを与える。フードワインの見本。
Good+. 5-7年はもつ。

2. Tenuta Ornellaia Le Vorte 07   ¥3,000
より濃く、多少青の混ざる色調。明快で熟した黒系の果実とやや強めの抽出など、テロワールも造りも1とは大きく異なることが、3rdラベルでもはっきりわかる。現代的な造りは市場受けしそう。
Very good. 4-5年以内、果実味を楽しめるうちに飲むべし。

3. Querciabella Chianti Classico 07  ¥3,900
焦点の合ったヴィヴィッドで透明感溢れる果実味と、極軽い品のいい新樽香。しなやかだが筋肉質の、緻密な(石灰土壌をうかがわせる)テクスチャー。非常にバランスの取れた、モダン・キャンティの規範。
Very good++. 果実味を味わうなら5年以内だろうが、その後5年前後熟成も楽しめそう。

4. Dei Vino Nobile di Montepilciano 07   ¥3,800
プルーン、ザクロ、熟れたブラックベリーなど、らしい香りを探すのだが、果実味が本来のこのワインらしく出て来ない。余韻は長いが、極微小なブショネなどコンディションの悪いボトルと見る。
評価不能。

5. Ill Colle Brunello di Montalcino 03   ¥5,800
熟した甘い赤黒ベリー、プルーン、バラの花などの香りが魅惑的に開く。レザー、下草、枯葉、紅茶、マッシュルームなどの熟成香もほんの少し混ざる。他の4ワインに比べて明らかにやわらかい中程度の酸は03のヴィンテージ特性だろう。
Very good+. まだ2-3年は上り坂で、その後7-8年あまりはピークを保ちそう。6,000円を切るブルネッロとしては、good value.

2010年4月22日木曜日

19th April Beaux Frèresワイン・ディナー@シノワ渋谷

96,98,99の垂直でBeaux Frèresを楽しみました。
99はまだダークベリー系の果実未が実にフレッシュ。98はとても密度のある、スタイリッシュで最も透明感の感じられるワイン、一番のお気に入り。ブルーベリーの果実味もきれいだ。多少アーシーで3つの中で一番涼しげな趣。96は最初重く、多少の濁りが味わいに感じられ、大分熟成が進んだのかと思ったが、時間とともに瑞々しい果実味が出現し、驚かされた。3つともまだまだ若く、もう1本ある99を開けるのを5年後にしようか、10年後にしようか迷うところ。ただ、綺麗に熟成しているのだが、ブルゴーニュの最上のワインが持つ、官能的な獣臭やレザー、キノコ、枯葉、紅茶の葉などの熟成香があまり感じられない。このまま若さを保って、ある時点でポキっと老けてしまうのか、そこが気になる。

11th April Grenache Feast @Chez Toku

私のグルナッシュ・シンポ招待のニュースに、T先生が希少な最高峰グルナッシュを開けて勉強させて下さいました。この日はシェフとしても大大活躍のT先生でありました。

1. Pierre Peters Champagne Perle du Mesnil NV
レモニーでフレッシュな酸。スッキリ系だが余韻にキャンディー的軽やかな甘味。
⇒アサリのシャンパン蒸しと合わせて。空腹に染み渡る美味しさ!

2. Ravneau Chablis 1er Butteaux 93
かなり熟成の入った黄金色、熟成をうかがわせる蜜と、緻密なミネラルの入り混じる魅惑的な香り。非常に高いのだが攻撃的にならない、品のいい酸が、口中にぐんぐんと湧き出す。味わいは熟成したモンラッシェ並みに奥行きと幅があるが、酸の透明感とテンションはやはりシャブリならでは。冷やしてサーブしたが、室温の方が美味しい。
⇒タイのソテー、筍の香草添え、アサリのシャンパン蒸しで出た出汁にニンニクとベルモット、醤油を加えたソースで。このソースが、深みのあるシャブリに抜群の相性。パンもワインもどんどん進みます。

3. Nicola Potel Selection Clos de Vougeot 85
まさしく森の下草のシーンとした香り。どちらかと言うと静かで深い、ヴォーヌ・ロマネ的印象。いい熟成をしていながら、時間経過、温度上昇とともにジュクジュクと熟れたり淫らに崩れたりということのないワイン。まだ10年くらいは十分楽しめそう。
⇒ここでChez Toku特製ひと口寿司エルブジ風の登場。大トロをオーリーヴオイル、ガーリックパウダー、醤油でマリネし、酢飯はバルサミコとオリーヴオイルで。トッピングに塩昆布のみじん切りを載せるのがポイント。いや、これが本当に美味しい! またまたワインが進み、何せ6人中一人はあまり飲まないため、グルナッシュにかかる前にすっかりご機嫌となる私…こんなことでいいのか!

4. Chaptier Chateauneuf du Pape Barbe rac 99   (100% Grenache)
若いグルナッシュの、私的にはクレヨンのような、T先生的にはイチジクの樹液のような、おそらくユニヴァーサルにはガリークに喩えられる生々しい樹脂的な香りが苦手だ。このワインはなんとかその生々しさを免れてはいるものの、まだまだ若い。タンニンも酸も中位で、特に支配的な果実味もないが熟成香もまだあまり出ていない。しかし口に含むとシャプティエのヴァン・ド・パイユにも通じる独特の旨みが湧く。パワーと濃厚な旨みの向こうに透明感があると思ったら、やはり石ころの下層の土(それがまた2層に分かれた下方の土)は、クロローシスの原因になるほど石灰が多いとのこと。さらに詳しく知りたい人はhttp://www.chapoutier.com/gb/vins/fiche-terroir-chateauneuf-la-barberac-rouge.cfm?id=2へどうぞ。土の組成について詳細な説明があります(写真はサイトより、Barbe racの畑)。

なるほど、石灰土壌でしか出せない緻密なテクスチャーと余韻のエネルギー感と伸びが素晴らしい。
⇒ここで骨付き地鶏のトマト煮込み。ワインの重さと料理の旨みがどんぴしゃり。しかし投入したスパイスなどについては、既にお酒が回っており、失念。
ところで、このワインをシラー、チューリップ、ブルゴーニュ、ボルドーの形状や大きさの異なる5種のグラスで違いを飲み比べたが、面白いことにシラーグラスではペパリーなスパイスが、ブルゴーニュでは甘さが(そして多少緩い感じに)強調され、そしてボルドーではそつなくキレイにまとまる、という事実を発見。

5. Domaine Marcoux Chateauneuf du Pape Domaine & Selection 04   (Grenache, Mourvedre, Syrach, Cinsault)
凄いパワー! 例の苦手な香りも健在。強い!っと思ったらアルコール15%ありました。並々ならぬ緻密なテクスチャーと隙のない構成感を持つ、10年以上とっておくべきワイン。

6. Henri Benneau Chateauneuf du Pape Reserve des Celestins 92   (Grenache 90+%, Mourvedre, Counoise and Vaccarèse)
本当に貴重なワインを開けていただきました。外観にも、しょうゆや枯葉の香りにも熟成がうかがわれる。スルっと入るのだが、口中で温かさが充満し、ぴたーっと甘いカラメル風味とともに吸い付く感じ。後に舌の横下にペパー風味の重量感が加わり、余韻は非常に長く、ミント系の薬草風味を伴う。92年というのは決して南ローヌは良昨年ではないようだが、これはもの凄いエネルギー感の傑作。品種構成は不明だが、グルナッシュ100%とは違うニュアンス。最後に澱上の部分をいただいたが、吸い付くタンニンと滋味は、まるで上質の漢方薬。旨みの塊のよう。今まさに最も美味しいお飲み頃だが、あと10年はピークを保つだろう。

7. Henri Giraud Code de Noir NV
オシャレなボトル。外観にもblanc de noirの痕跡がはっきり。梅紫蘇、蜂蜜、柑橘、ヴァニラの後にビターな余韻。イチゴショートといただきましたが、CNPのアルコールが高かったせいか、最初のペースが速かったせいか、かなりの酔っ払い。ただただひたすら幸せな気持ちでした!

2010年4月20日火曜日

暗闇ワイン会 18th April

テーマ:マルゴー2004水平(テイスティング・コメント&結論はブラインド時のもの。シャトー予測は、アペラシオンと出ているワイナリー名だけ明かされた時点での推測)

総評:最終的には小さな年のカベルネの比率のあまり高くない左岸、セカンドラベル交じりの水平、という正しい結論に落ち着いたものの、品種個性もテロワール個性も希薄で、最初は特定が非常に難しかった。04年はまだまだ若々しく、熟成のポテンシャルは予想外にありそうだが、果実味に膨らみや深みがなく、総じて非もないが、マルゴーの個性を感じさせる、というポジティヴな意味とは反対の意味で驚くほど似通っており、面白みに欠ける。

1. Ch. Giscours 04 Margaux 3em classe
Comment: 黒系の熟したベリーに甘いトーンのオークがよくこなれた、人好きのする香り。果実味は熟成が始まっているものの、まだまだ若々しい。酸中、タンニン中+、13.5%程度のアルコール、ミディアムフルボディ、長めのフィニッシュ。樽中+。
Conclusion: Very good. バランス良く好ましいが、トップGCのフィネスではなく、やや太く緩い。05的だが05の凝縮感やパワーに欠ける。小さな年のカベルネ比率の低めな左岸:Ch. Giscours 〇
Info: マルゴー最南部。CS53%ME42%CF+PV5%、新樽比率不明
 
2. Ch. Malescot St-Exupery 3em classe
Comment: 赤い果実、水仙。1より細身。1ほどオークが前面に出ない。酸中。タンニン抽出中、1よりおだやかで軽い。ミディアムフルボディ。暖かめのアルコール。長いフィニッシュ。
Conclusion: Very good. 1より複雑ながら、ややファンキーな揮発酸的香も。1と同じかやや若い。小さな年のカベルネ比率の低めな左岸:Ch. Palmer ×
Info: カベルネ・ソービニヨン50%、メルロ35%、カベルネフラン10%、プティヴェルド5% Ch. Margauxに隣接する恵まれた砂利土壌。リュットレゾネ。除草剤非使用。天然酵母。新樽80%~。無清澄、無濾過。
 
3. Pavillon Rouge de Ch. Margaux
Comment: 2と非常に似通った、締まった香り。酸はやや高めでタンニンは中。ミディアムフルボディ。中程度のアルコール。余韻は長め。新樽強い。
Conclusion: Very good+。やや素っ気無いところもあるが、素性のいい(唯一土壌に石灰の透明感を感じる)スタイリッシュなワイン。これから膨らみも出るだろう。カベルネ臭さはないが、この締まりとクールさはカベルネなのか? 小さな年の左岸:Pavillon Rouge 〇
Info: CS 86%, Merlot 9%, CF & Petite Verdot 5%(Ch. Margaux)、に選ばれなかった樽(=樹齢の若い区画や、各年の天候により振るわなかった区画)のブレンド。新樽100%、樽熟成は4-5ヶ月1st(18~24ヶ月)より短い。
 
4. Ch. Palmer 3em classe
Comment: トーストとコーヒー。濃い色の熟した果実の香り。酸中、タンニン中+。若々しくタイト。ミディアムフルボディ、アルコール中。眺めのフィニッシュ。果実味がやや落ちる印象。
Conclusion: Very Good-. 目立った欠点がある訳ではないが、魅力に欠ける。小さな年のカベルネ比率の低めな左岸:Malesco ×
Info: カベルネ・ソーヴィニョン種 47%, メルロー種 47%, プティ・ヴェルド種 6% 。新樽率45~60%

5. Rouzan Segla 2em classe
Comment: 鉄、コーヒー、黒系果実。酸中、タンニン強い。ボディ中+。アルコール中、ややone dimentionalで樽も浮く。中+の余韻。
Conclusion: Good.+ やや無理な抽出で魅力に欠ける。Rouzan Segla 〇
Info: カベルネソーヴィニョン54% メルロ 41% プティヴェルド4%、カベルネフラン1%。新樽65%18~20ヶ月

2010年3月22日月曜日

14 March @Chez Toku

飲んだワイン
J Lassalle 1er Cuvée Special 96, Pommery 55, Faiveley Echezeaux 85, Patriarche Père et Fils Romanée St Vivent 72, Scharzhofberger Spätlese 00

お食事
グリーン&トマトサラダ バルサミコ・ドレッシングをプロシュートとともに、キノコ・パテ、比内地鶏のスパイシー・ロースト 菜の花のボイル添え、ストロベリー・ケーキ(ケーキを除いて手作り)

J Lassalle 1er Cuvée Special 96 
30のChampagne Maisonだけに冠されることの許される、Cuvée Special の名を戴く同メゾンのトップ・キュヴェ。98の資料ではChardonnay 60%, PN 40%。
アタックに蜂蜜や杏の甘さはあるものの、あくまでキリリとした高い酸が特徴。空気に触れ、温度が上がると軽いトースト香が出る。非常に繊細かつ緊張感溢れる、私の好きなタイプ。

Pommery 55
同メゾンのトップキュヴェがCuvée Louiseと呼ばれる前の貴重なもの。C. Louise同様CHA 60%, PN 40%なのでしょうか。
色は淡めのアモンティリャード、泡はもうない。杏の落ち着いた風味。余韻はそれほど長くないが、じわじわと円やかな旨みが湧き出てくる。いやあ、シャンパーニュって本当に長持ち!
この旨み、Chez Toku特性キノコ・パテ(マッシュルーム、しめじ、きのこに玉ねぎをじっくり炒めたもの、コンソメ入り。手がかかってます)と合わせると倍増しました。

Faiveley Echezeaux 85
若い! 果実味たっぷり! オレンジピールに赤と黒のチェリー・コンフィ、甘さを感じさせるエグゾティック・スパイス。Vosne Romanéeらしい熟成香はあるものの、あくまで素直で健康的。Flagey Echezeauxの土壌は、やはりVosne Romanéeの土とは違うのか、私がVosne Romanéeに持つ印象――静かで深く鉱物的、或いは果実より植物&腐葉土的(別の言い方をすれば、秘めた官能=いい意味でムッツリスケベな感じ)――とは異なります。

Patriarche Père et Fils Romanée St Vivent 72
72年って、ボルドーが最悪だったのに引きずられて悪いイメージがありますが、ブルゴーニュはそんなに悪くない、とか。確かに、このボーヌの大手ネゴシアンのRomanée St Viventを飲んでみるとそれがわかる。元々果実味の強い年ではないでしょうし、オフ・ピークのぎりぎり手前で留まっている状態だからか、小作りでパワーも弱めながら、却ってVosne Romanéeらしい、森のシーンとした空気(下草、腐葉土などが入り混じる静かだが複雑な香り)を感じさせます。枯れ方の端正で美しいワイン。こっちの方がVosne Romanéeっぽい気がするな。

2つのピノに合わせてChef T自らが腕を振るうのが、そこらの牛肉より値段も高い比内地鶏のソテー。ヴォーヌ・ロマネのワインによく出るエグゾティック・スパイスの風味に合わせ、クミン、ターメリック(だったか?)、ガーリック・パウダーなどを、ワインの味わいを確認してから絶妙にまぶして焼きにかかる。
ふふふ、今思い出しても涎が垂れそうに、ジュクジュクしたピノと旨みが共鳴してました。女性陣にモモ部分を下さる優しいChef T。モモは、ほとんど軍鶏か鴨か、という歯ごたえと深い滋味。確かにAsian Spiceにはモモの力強さが合うけれど、ムネの部分にはモモとは別の旨みが隠されていることも発見。こっちはむしろ爽快系のハーブに白ワインと合いそうな気がしました。

Scharzhofberger Spätlese 00
最後はストロベリー・ボム、と呼ぶべきイチゴショートの球形版とシャルツホーフベルガー。相性はもちろん最高。全員がもうご機嫌で幸せ状態…美味しゅうございました。

Happy Birthday Dr. T!  そしていつもながら希少なワインの数々、ご馳走様でした!