tag:blogger.com,1999:blog-5982106702698498722024-03-14T03:47:14.879+01:00プリンセス・アラフィフのお城ワイナリー滞在記©Yukari Iwashiro オーストリアワイン好きが嵩じて、ウィーンの北西カンプタールはゴベルスブルクのお城ワイナリーに住み着いてしまったワインジャーナリストによる、お城暮らしとワインを巡る日々の記録。 All rights reserved.(不許複製・禁無断転載)プリンセス・アラフィフhttp://www.blogger.com/profile/01348662946266473619noreply@blogger.comBlogger312125tag:blogger.com,1999:blog-598210670269849872.post-76075493220090741252013-03-17T00:58:00.000+01:002013-03-17T00:58:05.488+01:00河岸を変えました! 今後はヴィノローグを御贔屓に!
「お城ワイナリー滞在記」の読者の皆様、今日から滞在記は"vinologue ヴィノローグ”として生まれ変わります!
怒涛のロードを切り抜けたプリンセス。一昨晩は帰国後初めて、旧友とプライヴェートの夕食を楽しみました。東京で、大阪で、名古屋で…様々なイベント、試飲会、セミナー、ディナーにご参加いただいた皆様と関係者の方々にお礼を申し上げたいと思います。
さて、予告通り、ご愛読いただいた“プリンセス・アラフィフのお城ワイナリー滞在記”は今日から“vinologue ヴィノローグ”として新装開店。今後とも一層のご愛顧をよろしくお願い致します!
http://www.vinologue.jp/
ところで、Vinologueは従来のお城ワイナリー滞在記のような、単なるブログではありません。
何が違うかと言うと…
1. &プリンセス・アラフィフhttp://www.blogger.com/profile/01348662946266473619noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-598210670269849872.post-17960538910020530022013-03-12T13:44:00.002+01:002013-03-13T05:04:29.366+01:00プリンセスの人生を変えたワイナリー、ヒルシュFoodex~大阪~名古屋と続いた鬼のロードもあとひと息。プリンセス東京に戻って参りました。
そこここのセミナーやらワイン会に来て下さった皆さん、本当に有難うございます!
さて。初めてパーティーなどでお目にかかる方によく聞かれる質問があります。「オーストリアに嵌ったキッカケは?」
その度にお答えしてきたことですが、今一度このブログにも書いておきたいと思います。
それは2002年のおそらく初夏。当時勤めていたカリフォルニアワイン輸入会社恒例月一ブラインド勉強会でのこと。白のフライトに20前後のワインが並んでいました。いつもメインはカリフォルニアで、そこに仏、伊、スペイン、チリ他様々な国のワインが何の脈絡もなく少数混ざります。
その日の白ワインの中で3つ気に入ったワインがありました。2つは辛口。ひとつは極甘の貴腐。なんとなくその3つには共通点があり…カリフォルニアプリンセス・アラフィフhttp://www.blogger.com/profile/01348662946266473619noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-598210670269849872.post-19957138433349567582013-03-04T13:47:00.000+01:002013-03-04T13:53:02.006+01:00ピットナウアー訪問記 エピローグ ゲアハルトの見出したテロワール先月27日の晩から発症したインフルエンザもようやく平熱に落ち着き、後は咳と気管支炎が収まってくれるのを待つのみ。…怒涛のイベントラッシュにはギリギリセーフとなりますように。
さて、永らく間を置いてしまいましたが、ピットナウアーの最終回です。
実は今回の訪問の重要な目的のひとつが、ピットナウアーの単一畑ものの個性を見極めることでした。…大抵の場合、畑の力はヒトからより畑自体から伝わる割合が大きい。百聞は一見に如かず、の場合が多いのです。けれどこのヒトに限り、ちょっと違いました。
小樽の向こうには空気圧プレスと小ロットのステンレス発酵タンク
12.2%しかないローゼンベアクのStラウレント 2010を味わいながら、ゲアハルトは言います。「これこそ僕のメッセージだ。Stラウレントは決して過熟にしたり、ジャミーになったりしてはいけないんだ」と。また、2000年に植えたこの畑が、2006プリンセス・アラフィフhttp://www.blogger.com/profile/01348662946266473619noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-598210670269849872.post-52399298479991259072013-03-02T15:09:00.001+01:002013-03-03T02:25:17.853+01:00プリンセス絶体絶命…神様、どうかお助けを!帰国当日は哀れなスタバ難民。
翌日はブログでもお知らせした通り、インポーターVortexさんの春の試飲会に参上したプリンセス。(その嬉しいご報告はまた別の機会に:)
試飲会の後、PC買い換え調査のため、友人を伴ってアキバへ。…この辺りからです。妙に体がダルくなり、咳やくしゃみが出るようになり…PCなんかどうでもよくなり、そそくさと家路につきました。そして夕食を摂りますが、ますます節々やら腰が痛くなってきます。
着いた日から気管支の辺りがイガイガ痒かったのですが、「花粉だろう」と思っていました。オーストリアを発つ前は、とにかくあらゆることが集中して起こっており、超多忙だったので、ダルいのも当然、と思っていました。引っ越しのための荷物の総片付けをし、沢山のゴミの整理もしてきたし、重いトランクをズリズリ運んで来たので、筋肉痛も当たり前、…と意にも介しませんでした。
ところがその晩、咳はプリンセス・アラフィフhttp://www.blogger.com/profile/01348662946266473619noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-598210670269849872.post-26611170452772860492013-02-27T12:29:00.005+01:002013-02-27T14:59:15.830+01:00ただいまー! の途端にスタバ難民…iPhone依存もほどほどに日本の皆さん、ただいま~! 昨日戻って参りました。
貧乏暇なしを絵に描いたようなスケジュールのプリンセスは、自宅に戻って早速午後3時から打ち合わせの予定が入っていました。それなのに朝9時過ぎに東京へ入るリムジンバスが渋滞。
しかも、日本で使うiPhone用のSIMの手配をオーストリアでしておくのを失念…いや、失念ではなく、前回慌てて手配したSIMが、1GB定額制で、1GBなんてすーぐなくなってしまうし、速度はノロイし、と散々な目にあったので、今度はちゃんと自分の使用形態に適ったプランをゆっくり時間をかけて選ぼう、と決心。帰国した日に落ち着いて手配しよう、と決めていたのでした。
ところが日本通信のヘルプデスクへの電話はなかなかつながらないし…、やっとつながればSIMの種類を選ばないと電話がつながらない仕組みだし(数か月も前に購入したSIMの種類にまでプリンセスの乏しい脳メモリは回りまプリンセス・アラフィフhttp://www.blogger.com/profile/01348662946266473619noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-598210670269849872.post-64078393987005612982013-02-25T08:49:00.000+01:002013-02-26T18:50:08.927+01:00プリンセス退位の辞読者の皆さん、
今日は”ピットナウアー訪問記 その5”をお送りする予定でしたが、重大発表がありますので、お知らせします。
私、本日をもって、プリンセスを退位することとなりました!
はい、お城を出て独り立ちします。
全員集合…2年近くにわたって、本当にお世話になりました。
お城で過ごしたこの2年間、色々なことがありました。
予期しなかった出会いや驚きに満ちた日々でした。
オーストリアを代表する生産者達を訪ね、畑を見せてもらい、対話をし…それが日常になる、という夢の中を、生き続けています。50歳を過ぎてこんなに刺激に満ちた生活を送っていることを、本当に奇遇だと、そして幸せだと思います。
もちろん、元々計画した訳でも、食い扶持の宛てがある訳でもないままの移住だったが故に、いいことばかりではありませんでした。トラブルは当たり前。なんとか見えた希望が、目の前で崩れ去るような事件も数知れずプリンセス・アラフィフhttp://www.blogger.com/profile/01348662946266473619noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-598210670269849872.post-88664239661735067472013-02-22T14:23:00.000+01:002013-02-27T02:39:37.914+01:00ピットナウアー訪問記 その3 スルスルっと入って、もう一杯!ワイナリーは10~15年前に建設ラッシュだった、所謂超モダンな造り。ピットナウアーの場合、ガラスを多用したサンルームのように明るく見晴のいいテイスティング・ルームは、白と蛍光黄緑の壁にポップなエティケットがとてもしっくり溶け込んで、ウキウキするような心地よい気で満たされています。
さあ、テイスティング。♥はプリンセスのトキメキ度です。
最初に出て来たのはプリンセスも知らなかったロゼの2012 ♥♥♥
綺麗な淡いサーモンピンク。軽やかなオレンジやローズ・ウォーターの香り。フレッシュな酸にやさしい辛口。スキっと軽快な余韻。いや、これ、こういう晴れた日の戸外やブランチには堪えられない爽快さ! ラベルは可愛いし、セラードアで€7という価格も可愛いし、いきなりの「買い!」
実はこのロゼ、どうしても収量過多になりがちな買ブドウのセニエ果汁で造ったという、今シーズンのニューフェース。造りの上手プリンセス・アラフィフhttp://www.blogger.com/profile/01348662946266473619noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-598210670269849872.post-27862048088907360852013-02-21T15:26:00.000+01:002013-02-22T15:56:45.574+01:00ピットナウアー訪問記 その2 ゴルスにワイナリーが集積する訳は?ピットナウアーのあるノイジードラーゼーという生産地は、墺ワインオタクを自認するプリンセスにとってすら、最もその個性を捕まえ難い産地です。
南にはクラッハーやチダで有名なゼーヴィンケルと呼ばれるノイジードラー湖東岸の湿地帯=貴腐ワインの産地があり、これはある意味簡単明瞭。
そして北部に、オーストリア一、ニでワイナリーの沢山集まる町Golsゴルスがある訳です。このゴルス周辺…西はヨイスから東はフラウエンキアヒェンにまたがる辺り…プリンセスも随分色々なワイナリーを訪ねました――ゲルノート u.ハイケ・ハインリッヒ、A u. Hニットナウス、ペクル、ユーリス、シュロス・ハルプトゥルン、ウマトゥム、パウル・アクス、マークス・アルテンブルガー、クラウス・プライジンガー――、いずれもオーストリアのワイン業界では高く評価され、その多くが非常にレベルの高いワインを造っているのですが、何故かプリンセスの心プリンセス・アラフィフhttp://www.blogger.com/profile/01348662946266473619noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-598210670269849872.post-80858655869341725042013-02-17T19:24:00.001+01:002013-02-22T11:14:44.915+01:00ピットナウアー訪問記 その1 ゴルスへプリンセス、オーストリアワインを日本にご紹介する立場になって、今年で9年目になります。
思い返せば結構な数のワイナリーを日本市場に橋渡しして来ました。
そんな中、おそらくワイナリーを訪れてから最短速度&最少インフォメーションで日本のパートナーを見つけることができたのが、このPittnauerピットナウアーです。
何せワイナリーを訪れたのは一度切り。しかも別のワイナリーを訪ねる途中に立ち寄っただけで、滞在時間は畑見学とテイスティングを含め1時間程度。
…でもプリンセス、3つ目か4つ目のワインを味わいながら既に確信していました。「このワイナリーは買いだ」と。なので初対面から1時間と置かず、アタフタとお暇しながら日本での試飲会向けのワインを手配していたのを思い出します。
今ウィーン中の基幹駅がこのようにモダンにリニューアル中
ワインを市場に橋渡しするのに何が一番大切か、と言えば――プリンセス・アラフィフhttp://www.blogger.com/profile/01348662946266473619noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-598210670269849872.post-47243575413681003102013-02-15T15:08:00.002+01:002013-02-15T15:17:14.794+01:00大発見! 長年の謎が解けました?今日のお城ワイナリーの昼食は、野菜たっぷりのリントズッペの後に、ヌードル。まあ、所謂スパゲティー・ミートソースみたいなやつでした。
そこでプリンセス、積年の謎を解決したのです!
大学時代の親友の一人はイタリアで中高を過ごした身。その彼女に「スパゲティーにスプーンなんか添えて食べるのは日本人だけだよ」と、言われ、何故日本人だけがそんなことをするのか、ずっと不思議に思っていたのです。
昼食に向かう途中で、当主を仰ぎ見る健気なミンキー発見!
そうしたらなんと、今日の食卓で…、
皆やってる、やってる! スープのスプーンを下げず、左手に持ったものを添えて、右手のフォークでクルクル巻いています!
そしてドイツ民族の家系である当主ミッヒだけは左手にフォーク、右手にナイフを持って、ヌードルを切り分けながら食べているではありませんか…。
思えば日本の洋食って――まあ150年も前のことですからプリンセス・アラフィフhttp://www.blogger.com/profile/01348662946266473619noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-598210670269849872.post-40060133915867702042013-02-14T11:56:00.001+01:002013-02-19T20:34:55.576+01:00帰国時イベントのお知らせ 中半:3月11~15日――ディープなテイスティングもあります!
3月4日から14日まで、真から怒涛のロードです。ここに書けない内緒のワインを持参している可能性もあり:) ※例によって青字は業界対象です。
「オーストリアワインの今」業界向けセミナー in 名古屋
日時: 3月11日(月) 14:00~17:00
場所: ㈱日本グランドシャンパーニュ:名古屋市東出来町3-20-15
料金: 無料
申込受付: 日本グランドシャンパーニュ tel
052-711-9761 まで
概要: ロイマー、ライテラー、ピットナウアー及び新顔ハイシャン・ノイマンを試飲しながらの、オーストリアワイン主要産地の特徴及び最新動向についての、プリンセスによるセミナー。
主催: ㈱日本グランドシャンプリンセス・アラフィフhttp://www.blogger.com/profile/01348662946266473619noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-598210670269849872.post-70810896528829357482013-02-12T20:01:00.000+01:002013-02-14T12:03:22.647+01:00アラフィフに新たな外国語は習得できるのか?プリンセス、オーストリア移住を計画的に進めた訳では全くありません。
原発事故の影響を心配し、あまりに多くのオーストリアのワイナリーや友人が「しばらくこっちにおいで」と言ってくれた、その言葉を真に受けて本当に来てしまった、という能天気の見本。
言葉のことも、当初あまり真剣に考えてはいませんでした。
だってこれまで取材は極々一部を除いて英語でとりあえず問題なかったし、一応大学で多少ドイツ語はかじっているし、高校生の頃交換留学プログラムで実質9か月アメリカに住んだ時も、3か月を過ぎる辺りからとりあえず日常会話には困らなかったような気がするし…。まぁ、現地に住めば大した苦労もなく言葉くらいは覚えるのだろう、と、タカをくくってました。
しかーし!!!
残念なことにアラフィフの運動神経(言語習得能力はこれに尽きる、とプリンセスは思っています)の衰えと言ったら…。我ながら言語習得の遅さに愕然としプリンセス・アラフィフhttp://www.blogger.com/profile/01348662946266473619noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-598210670269849872.post-83712457659595105682013-02-10T10:21:00.000+01:002013-02-10T17:50:45.498+01:00冷涼ワイン原理主義者達よ、額づくべし!!――ウヴェ・シーファー訪問記 エピローグ
そしてプリンセス、50ml程度しか注いでいない4本のワインと購入したReihburg 08が1本入った6入段ボール箱を片手に抱え、お城へ乗り継ぎ、乗り継ぎ帰途につきました。荷物がひとつ増えると必ず何か置いてきてしまう困った習性を持つプリンセス。帰り道はとにかく財布といただいたワインを持ち帰ることだけに集中:)しました。
お城に着くと時間は既に夜8時を回っています。昼をたっぷりいただいたので、わざわざ鍵を開けて母屋のキッチンへ入り夕食を食べるまでもありません。
かなり疲れてはいましたが、ウヴェの指示通り、いただいたワインを自室で今一度テイスティングすべくグラスを用意。こんな感じとなりました。
左からWeisser Schiefer, 同 S, BF Südburgenland, BF Pala. All 2011.
注ぎながら既にプリンセス、ウヴェの意図が100%理解できまプリンセス・アラフィフhttp://www.blogger.com/profile/01348662946266473619noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-598210670269849872.post-82493022927751230992013-02-08T08:31:00.000+01:002013-02-09T13:11:58.539+01:00あは! 見破られてました:)―― ウヴェ・シーファー訪問記 第5章セラーでの驚きからプリンセスが回復し、テイスティング・ルームへの移動を促されつつ、ウヴェがプリンセスに尋ねます。「帰りのバスの時間は?」
ひえ! あと30分しかないではありませんか!!! …ということは、ここを15分後には出なければなりません。味わえるのは3種? 4種? 幸い現行ワインはそんなに多くはありません。
…プリンセスが時間及び金銭管理能力に致命的欠陥を抱えていることは、長く、或いは深くお付き合いいただいた方の間では有名な話(自慢できることではありませんが)。こうして畑、セラー訪問やテイスティング に夢中になっていると、いつも帰りの時間を心配してくれるのはヴィンツァーの方…済みません、毎度お手間かけますぅ:)
さて、そんな訳で無駄口一切なしのテイスティング。当然写真もなし:)
最初のワインはブラウフレンキッシュ ズュドブルゲンラント Blaufränkisch プリンセス・アラフィフhttp://www.blogger.com/profile/01348662946266473619noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-598210670269849872.post-21936764289444869872013-02-06T14:59:00.000+01:002013-02-07T16:31:08.588+01:00ウヴェ・シーファー訪問記 第4章 バレル・テイスティングウヴェを訪ねたのは1月の10日。この時点で、秋にボトリング予定の赤看板畑の2011年のメインブレンドは既に終わっていました。つまり、2,3の特殊な樽を除いてほぼブレンドが完了した状態です。
この状態の2011年の赤と、まだマロを終えて間もない2012年の赤を樽から味わいます。ちょっとややこしいのですが、この後テイスティングルームで、既に2011年ヴィンテージがリリースされているワインについてはボトルから、未リリースのワインについてはセラーでバレルサンプルを味わう、という手続き。
まず、Blaufränkisch Südburgenlandブラウフレンキッシュ ズュドブルゲンラント 2012になる樽から。
香りに、まるで原成岩の白ワインのようなやや神経質な白胡椒のようなニュアンスがあります。まだ若過ぎて品質を判断する段階ではありませんが、タンニンの質の良さはこのクラスのワインとしてはプリンセス・アラフィフhttp://www.blogger.com/profile/01348662946266473619noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-598210670269849872.post-34875830879216465612013-02-05T14:41:00.001+01:002013-02-16T15:17:14.265+01:00帰国時イベントのお知らせ 前半:3月10日まで――ほぼミッヒのお供早いもので、次の帰国まであと1カ月を切ってしまいました。恒例の帰国時イベントのお知らせをさせて下さい。尚青字は業界対象です。
VORTEX春の試飲会
日時: 2月27日(水) 14:30~17:00
場所: レストラン オザミ トーキョー
趣向: フランスの自然派を中心に筋の通った品揃えで高い評価を得るヴォルテックスの春の試飲会。お馴染み、硬質なミネラルが魅力のルーディ・ヒピラーは勿論、3つの赤の新顔ワイナリー(Muhr-van der Niepoort, Hannes Schuster, Jagini)にもご期待下さい! プリンセスもワイン注ぎのお手伝いで参上します。
料金: 無料
申込受付: ヴォルテックス 高橋まで tel 03-5541-3223 email info@vortex-wine.com
FOODEX SEMINAR
プリンセス・アラフィフhttp://www.blogger.com/profile/01348662946266473619noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-598210670269849872.post-14799185434463805892013-02-02T21:03:00.000+01:002013-02-03T19:30:06.205+01:00こんなとき、あなたなら?――ウヴェ・シーファー訪問記 第3章サパリの土霊?に力づけられたのか、ウヴェは、ヘル(綴りはHöllですが)という町を通り抜けながら、「ヘルの町長の名前はデヴィルだったんだよ。」などという軽口まで叩きながら、「2012年は2011年同様暖かい年だけれど、よりアルコールと酸とのバランスの取れたグレートヴィンテージだ」と嬉しそうに語ります。
そしてハーミッシュといういかにも"middle of nowhere"な感じの閑散とした村のレストラン、"Gasthaus Csencsitsガストハウス・チェンチッチ"で車を降りました。
中に入ると「へえ? こんなところに?」と驚く、ちゃんとしたレストラン。しかも料理が美味しい!
最初に出てきた野菜のスープは滋味溢れる優しい、けれどそれだけではない、根菜類のテクスチャーの変化の楽しい一品。
そしてメインのパンパンに詰め物をした鶉は、供されたサイズを見て「いけません、そんなに食べプリンセス・アラフィフhttp://www.blogger.com/profile/01348662946266473619noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-598210670269849872.post-22941588913289087852013-01-30T16:53:00.000+01:002013-01-31T11:57:45.884+01:00ウヴェ・シーファー訪問記 第2章 アイゼンベアク“グランクリュ”巡りアイゼンベアクの山を眺めながらウヴェは言います。
「山の藪の部分も、昔は全部ブドウ畑だったのさ。ハンガリー語でプスタって呼ぶんだけど、そこにもブドウを植えたいんだよ。ブドウを植えるにはまず木を抜いて、フムス(腐葉土)を入れて、支柱を埋めて、ワイヤーを張らなくちゃならないだろ。そこまでの作業をするには土地を買うしかないんだ。…でも僕の問題は、そんな資金がないことさ。ワインは順調に売れているよ。でも去年(2010年ヴィンテージ)は売るワインがなくって、本当に困った。僕はワインが買われることを前提に投資しているから、売る予定のワインが天候不良などでできないと、大きな問題なんだ。」
そうだったのか…。
畑を買うと、まずこの支柱とワイヤーを替えねばなりません。
勿論、天候不良でワインが予定量できないことは、どんなワイナリーにとっても大問題。けれど彼のように、本当にゼロからスタートし、ワインのプリンセス・アラフィフhttp://www.blogger.com/profile/01348662946266473619noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-598210670269849872.post-33352983648944785942013-01-28T15:19:00.000+01:002013-01-28T16:33:35.806+01:00魔犬エラちゃんはカメラが嫌い魔犬エラちゃんは犬種をヒマラヤンだかコーカサス・マウンテンなんとか、というくらいで雪が大好き♥
でもって超自然児なので、カメラは嫌い。絶対目を合わせてくれません。
iPhoneですら、レンズを向けるとこのポーズ。…カメラは嫌よ。
寄るとこのポーズ。…やだってばぁ
懲りずにもっと寄ると…
遂に上向いちゃいましたぁ… しつこい、ってば、プン!
済みません、ウヴェの続編忘れてません。今日は時間がなくって…。
プリンセス・アラフィフhttp://www.blogger.com/profile/01348662946266473619noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-598210670269849872.post-18204802736856921542013-01-27T12:09:00.000+01:002013-02-07T11:25:57.481+01:00ブルゴーニュ全体をヴォーヌ・ロマネと呼べますか? ウヴェ・シーファー訪問記 第1章 アイゼンベアクDACにモノ申す
おっとその前に…。
車はワイナリーのあるヴェークラースドーフを素通りし、HannersbergハンナースベアクとKönigsbergクーニヒスベアクの畑を掠めます。
道を挟んでほとんど連続するこの二つの畑は、前者がスレートで後者がこの辺りには珍しい石灰土壌。
斜面最上部のKönigsbergの若木。視線の切れる下方が斜面になっています。
いかにも牧歌的スケールの大きな斜面を「この静けさが大好きだ」とウヴェ。こうした斜面、ドナウ周辺ワイン産地的に言えば、十分“エアステ・ラーゲ”に値すると思うのですが、ウヴェはこの辺りのブドウは、南のドイチェ=シュッツェンのブドウとともに、樹齢にかかわらず彼のベーシッククラスである“ズュドブルゲンラント”に入れてしまいます。
ウヴェ、恐るべし…
同じくクーニヒスベアク。間の一畝を抜いた古木の区画。
斜面部分までベーシック・ブルゲンラントに使うとはプリンセス・アラフィフhttp://www.blogger.com/profile/01348662946266473619noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-598210670269849872.post-8657984585352331992013-01-25T17:13:00.001+01:002013-01-25T17:50:17.362+01:00ようやく逢えました! ウヴェ・シーファー2度目の訪問 序章ウヴェを訪ねるのは2度目――前回は2009年の春、拙著の取材時。例によって、ざざっと畑を回って、セラーを見て、テイスティングをして…全てを合わせて2時間程度、という強行軍でした。
プリンセスにとって、このウヴェ・シーファーUwe Schieferは、赤の生産者としてはモリッツMoric同様、オーストリア訪問の極初期から、“エレガント・ブラウフレンキッシュ”の双璧で、そのワインを日本にご紹介したいイの一番の生産者だったのです。畑をじっくり見せてもらいたいトップ・プライオリティーの生産者だったのです。
ところが彼の所有畑はたった3ha(リースを含めるとようやく10haを超えましたが)。そのカルト人気はある意味モリッツより高いため、特にそのフラッグシップの畑ものワインは、リリース前にほとんど予約で完売してしまう、という事実をこちらに来て彼と電話で話をし、初めて知りました。
しかもワイナプリンセス・アラフィフhttp://www.blogger.com/profile/01348662946266473619noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-598210670269849872.post-36270758152970239032013-01-22T18:52:00.000+01:002019-05-20T17:41:56.664+02:00忘れていません! ハイサン=ノイマン セラー&テイスティング編畑からワイナリーに向かうと、ベートーヴェンハウスで名高いマイヤー・アム=プァールプラッツのある広場が現れ、その先の突き当りにハイサン=ノイマンはありました。
なぁんだ、目と鼻の先ではないですか!
セラー、プレスルームからの眺めが、いかにもヌースドーフ!
シュテファンはどうやら、最初から私をここに連れて来て、併設のホイリゲと呼ぶには品もクラスも高過ぎるレストランでお昼をご馳走してくれながらワインを試飲させてくれるだけの積りだったようです。
ごめんね、シュテファン。でも、プリンセスにそれは有り得ない話。畑で時間を潰し、汚れた靴で真新しいレストランの床を汚しまくった上、「お昼はいいからセラーを見せてくれ」とせがみます:)。
あー、我ながらエレガントでない…。
清潔で小じんまりとしたセラー。発酵の主体はステンレスタンクですが、大樽の3つ並んだコーナー、赤ワインの小樽が並ぶプリンセス・アラフィフhttp://www.blogger.com/profile/01348662946266473619noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-598210670269849872.post-71308168254475677222013-01-20T14:26:00.000+01:002013-01-20T14:26:25.196+01:00大雪でお城大混乱!木曜にゴーベルスブルクを襲った大雪は、金曜に一旦止みましたが、お城は今、積りに積もった雪のために大変なことになっています!
…というのは、オーストリアも西のチロルやフォーアールベアクでは冬の大雪は当たり前なのですが、東部は気温は下がるものの豪雪地帯では決してないので、ヂモティーも一晩で膝まで埋まるような雪にはあまり慣れていません。
さらに、お城ワイナリーはゴーベスルブルクの一等地、つまり小高い丘に、町全体を見下ろすように建っていることが、こういうときに災いします。
道を隔ててすぐはす向かいのお宅から通う事務スタッフが一人、ワイナリーに向かう坂道でコケて複雑骨折。手首にボルトを入れる手術を施しました。
お手伝いさんの一人は、ゴミを捨てるために坂を下りる途中で転び、当初捻挫と軽く見ていましたが、ひと晩たっても痛みが酷いので、救急病院でレントゲンを撮るとやはり骨折。ギプスをつけプリンセス・アラフィフhttp://www.blogger.com/profile/01348662946266473619noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-598210670269849872.post-15406475657468485032013-01-17T15:21:00.000+01:002013-01-17T16:22:27.101+01:00雪のゴーベルスブルク、モノクロームの世界プリンセス、大体年に2度ほど大風邪を引きます。一度ひくと“炎症体質”とかでなかなか熱が引かなかったり、咳が残って気管支炎になったり(最初のオーストリア訪問時、本の取材時もそうだったし、昨年6月もその状態)、鼻風邪から蓄膿症に発展したり…、と結構面倒。
それなのに、昨年は見ることのなかったすごい勢いの雪にエキサイトし、熱の完全に下がらぬ中、どうしても雪景色の写真を撮りたくなりました。
最初はお城の周囲だけ写す積りでしたが、正門の雪かきをしている叔父さんに「畑が綺麗だよ」と言われ、シュタインセッツまでハァハァ言いながら行軍:)
しかも、昨年雪の中、カンプ川を円を描きながら下って行った白鳥達の楽しそうな姿が忘れられず、ご丁寧にカンプ川まで足を…。
残念なことに白鳥の姿は今日はなし…
阿呆、馬鹿者、オコチャマ、そーいうことしてるから風邪が治らない、他にも仕事が溜まってるだろ…色々な声プリンセス・アラフィフhttp://www.blogger.com/profile/01348662946266473619noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-598210670269849872.post-40276714258610595742013-01-13T09:51:00.000+01:002018-05-14T15:31:36.558+02:00ハイサン=ノイマン訪問記 その2 明かされる、ヌースベアクの秘密おー寒!!! 8時半過ぎてもマイナス6度です…。
さて、ハイサン=ノイマン訪問の顛末でした。
クリスマスも迫る頃、「できるだけ早くワイナリーを訪問したいのですが」とメールを入れると、ほとんど間髪入れずに、威勢の良い電話がかかってきました。
「いいよ、クリスマス過ぎたらいつでも。事務仕事のない日曜がいいかな。30日はどうだい? ガハハハハ」ってな感じ。
キャラ立ち抜群のステファン・ハイシャン氏。禿頭にだまされガチ
ですが、お肌スベスベで眼鏡もオシャレ。ひょっとして30代の可能性も?
ワイナリーと畑のあるグリンツィング&ヌースドーフ一帯は、ウィーン北西部丘陵地にあるオーストリアきっての高級住宅地。ウィーン中心部までシュトラーセンバーン(路面電車)とUバーン(地下鉄)で十数分程度でありながら、ブドウを初めとする果樹や野菜畑、ドナウ川、山道のハイキングロード、森林が控え、由緒正しいプリンセス・アラフィフhttp://www.blogger.com/profile/01348662946266473619noreply@blogger.com