…というのは、オーストリアも西のチロルやフォーアールベアクでは冬の大雪は当たり前なのですが、東部は気温は下がるものの豪雪地帯では決してないので、ヂモティーも一晩で膝まで埋まるような雪にはあまり慣れていません。
さらに、お城ワイナリーはゴーベスルブルクの一等地、つまり小高い丘に、町全体を見下ろすように建っていることが、こういうときに災いします。
道を隔ててすぐはす向かいのお宅から通う事務スタッフが一人、ワイナリーに向かう坂道でコケて複雑骨折。手首にボルトを入れる手術を施しました。
お手伝いさんの一人は、ゴミを捨てるために坂を下りる途中で転び、当初捻挫と軽く見ていましたが、ひと晩たっても痛みが酷いので、救急病院でレントゲンを撮るとやはり骨折。ギプスをつけて帰って来ました。
白鳥は今日も見えません |
これです!
ハイリゲンシュタイン、雪景色の図 |
ラム、グループ、レンナー=ハイリゲンシュタインとガイスベアクのジョイント部分。 |
そしてガイスベアク |
理由その2. 理想的には、雪がたんまり積もった後、晴れ上がった状態がベストなのですが、元来沢山雪が積る土地柄でない上、何せハイリゲンシュタインは、その語源のひとつに“ヘリッヒ ハイス”即ち『クソ熱い』、という表現がある位の局地気候。陽が当たると、まずここから雪が解け、なくなってしまうのです。
因みにお城からこの地点まで通常でも徒歩30分程度。深い雪の中、道なき道をかき分けて進むと、往復2時間以上掛かりました…。
水鳥は我が物顔で雪を謳歌しているよう |