フェリッヒさんちの昼食風景 |
プリンセス、こういうシンプルだけれど旨味の詰まった料理が、涙が出るほど大好きです! しかも素材までオール自家製…これこそ最高の贅沢というものです!
この日はシューベルトのimpromptuで盛り上がりました。 |
「せっかくだからブラインドにしてみようか?」とローラント。
パスタですから、イタリアン? とも思いましたが、このダークベリー風味とタンニンのテクスチャーからして、ブラウフレンキッシュであることに間違いはないでしょう。
柔らかなタンニンはモリッツのもの。
かなり熟成しています。けれど、まだまだフレッシュで、とっても豊かな暖かい果実味。旨味一杯でめちゃくちゃ美味しい。
トマトにはもう少し酸が欲しいような気もするけれど、野趣溢れるソーセージからの旨味には、このワインのちょっと甘やかな風味がとても合います。
パスタもソースも、ソースに入ったソーセジも全て自家製! 美味しい! |
Roland: Yes
P: 暖かい年ですね?
Roland: Yes
ここでプリンセス、06かそれ以前かで迷いました。06以前の暖かい年と言えば03。いや、まだ果実味が生き生きしているので、10年近くは行き過ぎでしょう――と思いました。また、クラスとしてはReserveと言いたかったのですが、その頃はまだReserveラインはなかったはずです…。いやでもAlte Rebenとしてはちょっと緩い感じがします。ただ、正直のところBurgenlandにこのレベルの熟成感は出せないだろう、とも思いました。難しいなぁ…。
P: 2006…うーん、Lutzmannsburg?
R: 答えは2003のBurgenland Blaufränkisch。
P: ええ? こんなに若々しいんですか? 恐るべき熟成能力ですね!
R: うん、丁度パスタに合うかな、と思ってね。
まだ瑞々しい果実味溢れる BF 03。恐れ入りました。 |
プリンセス、常々ブルゲンラントBFは、リリース直後は果実味が生々し過ぎるので、もう少し樽熟期間を長くした方がいいのでは?、と思っているのですが、この03はそれを証明してくれたかも。
ベーシック・ワインとしては驚くべきポテンシャルです。若くして果実味を味わうのも悪くないけれど、プリンセスはこうしてしっかり熟成させて楽しむことを、断然お勧めしたい。
ローラントのピアノの腕前は… この絵からなんとなく想像がつきますね : ) |
to be continued.