2012年8月14日火曜日

夏休み畑偵察 その3 鳥肌の正体は珍味?

さて、昨日の続きです。
シュタインセッツ畑を後にし、お城に向かって極緩い斜面を降りていく辺りに、またまた畝の左右で仕事の全然違う部分を発見したプリンセス。
お城から一番近いホフシュタット畑。畝の左右で様子が違うでしょう?
妙に畝が広いですが、中央にあった一列が抜かれている模様。
右側は除葉も十分。キチンと下草も刈って、土も柔らかい。若木で灌漑有。
左側の木は伸び放題。除葉もちゃんとしていないし、第一土がガチガチ。
どうせ左側はさぞかし収量過多なのだろうと一瞥すると、プリンセスの背筋を何故か悪寒が走ります。…その正体は何かと近寄って目を凝らすと…
うひゃー、ブドウの実ほどの小粒のカタツムが大量に!
ご覧の通り添え木にもびっしり…
フランス人やスペイン人はこれを見てヨダレを垂らすんだろうか?
ああ、これがWeinbergschnecker ヴァインベアクシュネッカー=ワイン畑カタツムリと呼ばれているやつですね! 仏のエスカルゴやアンダルシアのタパとして人気の高いチコと同類のはず。
いやあ、でも気持ち悪いとても食欲は湧きません。
特に若木を覆った緑色のプラスティックの筒…。それを見てプリンセス、鳥肌どころか卒倒しそうになりました。
すさまじい大量発生。
さらに小さなゴミにようなブチブチは、卵なのか、ウンチなのか??
ところで、ハタと気づけば、手入れの行き届いた右側の列にカタツムリは全くいません
何故だ?
ここからはプリンセスの想像ですが、手入れが悪い→農薬&化学肥料沢山、と見るのが順当。でもまさか農薬にカタツムリは集まって来ないでしょうから、何か美味しい肥料でも撒いているのでしょうか?

後から色々調べてみたところ、カタツムリは別にブドウに悪さはしないらしい。けれど、畑の土の死に具合と、このカタツムリの異常発生のコントラスト…。なにかとても不健全な印象です。いや、もっと深読みしてみれば、右の健康に見える若木の方こそ、「GVにこんな土壌で灌漑までするなんて、手入過多の兆候。農薬もタンマリ撒かれていて、そのため生物が皆右列から左列に移動した」と考えられないこともありません。…そういう風には全然見えませんけど。

あさってからワイナリーも休み明け。真相はミッヒかカーナーさんに尋ねてみることにします。