2012年3月29日木曜日

キャトルクラスの正しい過ごし方

その身分に似つかわしくなく、プリンセス、飛行機はいつもキャトル(=エコノミー)・クラス。こんなに何度もオーストリア=日本を行き来しているのに、Miles & MoreのSilver Cardも持っていたのに(昨年何度もLuftに浮気したためか、激安チケットしか買わなかったためか、今年はノーマルい降格)過去ビジネスへのアップグレード経験は一度だけ。
いきおいオーストリアン・エア 東京⇔ウィーン“キャトル・クラスの達人”と相成りました。

という訳で、今日はキャトル・クラス利用の極意をお知らせしましょう。

Tip1:チェックインはウェブで済ますべし⇒チェックイン・カウンターで並ぶ無意味な時間が省けます。その分、自宅でゆったり朝食が摂れます。
Tip2:ハイ・シーズンや週末など混み合う時期のウェブ・チェックインの際の座席指定は、壁に向かった最前列の窓側にすべし⇒前に座席がないため、足を伸ばすスペースの確保可。トイレに立つ場合も通路側にいちいち「済みません」と断らずに出られます。ただし多くの場合壁面にはベビーベッドが配備されているので、赤ん坊がフライト中泣きわめくという大リスクを抱えていることをお忘れなく。
Tip3:年末年始、大型連休など超ハイ・シーズンには、逆にウェブ・チェックインをせず、ギリギリにカウンターに駆け込むという裏技もあり⇒特にMiles & Moreのシルバーやゴールドカード保持者等には、ダブルブッキングによるアップグレードの可能性があります。
Tip4:ベジタリアンでなくてもベジタリアンメニューを活用すべし⇒檻の中状態ではあまりカロリーも必要としませんし、食欲も出ません。それに、通常メニューより先に食事がサーブされるので、小市民的優越感に浸れます。ただしなにかとワイン等飲み物のサーブとのタイムラグが大きくなりがち。
Tip5:早めに空港に着いたら、搭乗は真っ先にできるよう、搭乗口のいい場所にとっとと席を確保し、キャトル・クラス搭乗案内のアナウンスとともに搭乗できるよう、列に並んでおくべし⇒日英独で新聞をゲット! 旅先でも楽しめます: )
ベイリーズ片手に小画面の映画…
正しくキャトル・クラス的至福
Tip6:よく友人から「ワインジャーナリストなんだから、ファースト(or ビジネス)クラスのワイン・リストを見せてもらって、試させてくれ、って言えば持ってきてもらえるよ」と勧められるのですが、おかしなところに気弱なプリンセスはそういうことはしたことがないし、できません。ならば、キャトル・クラスのどーでもいいワインばかり飲み続けるよりは、「食前はビール(オーストリアはビールも美味しい)、食事中に白ワイン、コーヒー(キャトル・クラスでもちゃんと濃い)を挟んで食後にベイリーズ(安物コニャックやウィスキーより割り切ったお味)」と、変化をつけた方が楽しく過ごせます。
Tip7: 機上シネマや音楽プログラム(OR1がお勧め)に浸るためにはノイズキャンセリング付イアホンと機内用プラグアダプタを常備しておくと快適。