ドナウ周辺のトップワイナリーの組織であるトラディツィオンスヴァインギューター Traditionsweingüter加入のワイナリーが土日に一斉一般開放され、スタンプラリー形式でお気に入りのワイナリーを回りながら、自由にワインがテイスティングできる、というイベントです。
もちろんこの日に合わせてセラー見学やら、畑へのハイキングやら、他の食品即売やら(うちではオリーヴオイルでした)…他のお楽しみベンドも盛り沢山。4日、5日の土日でお城ワイナり―には約1400名のお客様が訪れました。
左手前の男性の民族衣装、素敵でしょ。他にも若者の民族衣装姿多し。 |
見よ、この高い天井を! こちらに来た当初、プリンセスはこの隣の部屋で休んでいました。 |
プリンセスは去年に続いて2回目。昨年はまだお城ワイナリーに来て1か月余り故、怖いもの知らずで誰にでも臆せず英語でしゃあしゃあと話しかけていました。ワインの説明も当然英語。
今年は既にこちらにお世話になって1年が過ぎ、この辺の地元民があまり英語を解さない、多少わかってもやはり不自由で使いたがらないヒトが多い、という事実を十二分に理解しましたので、全て不自由なドイツ語で通しました。
でも、そうすると色々説明してやろう…って意欲が萎えるんですよね。お手伝いに来ているエファの友人達は、ワインのことなんか全然詳しくないのに、訪れる人々の世話話に相槌を打ったりしながら、楽しそうにお客様をエンターテインしています。プリンセスにはドイツ語でそんなことのできる技量はありません…いと哀し。…と、プチ疎外感に打ちひしがれていたプリンセス…。
テイスティングに訪れるワンコ達もプリンセスのお楽しみのひとつ。 |
それをこうして沢山のお客様に、ワイナリーの一員としてサーヴできるとは、なんと誇らしいことでしょう!!
それに、お手伝いのヒトは「残糖は?」とか「発酵や熟成の容器は?」「熟成期間は?」などテクニカル&オタッキーな質問をされると、笑ってゴマかしていますが、プリンセスの場合、そういう質問が来ると俄然目が輝きます。しかも、聞かれてもいないのに、樽の材質や産地、各畑の土壌まで語ってしまいます : )。まだまだ単語に毛の生えたレベルですが、そういうことをちゃんとドイツ語で言えるように、気が付けばなっているのでした。
…この歳でもゆっくりながら進歩するんですよ。誰も褒めてくれないので、今日は自分を褒めて上げることにしよう…。
お城の大広間(元プリンセスの寝室の隣)ではウチとブリュンドゥルマイヤーの試飲が。 中央は御大ヴィリー。こうしてお客さまの中に入ってワイン談義を楽しみます。 |
こちらは我が当主ミッヒ。イベント終了間際でも、どんどんワインを開ける太っ腹。 |
夫人エファも話し込んでいます。 |