さあ、シルヒャーのテイスティングです。
最初はシルヒャー・クラシック(或いはクラシーク)2011。木イチゴ、カシスなどコンパクトでクールなシルヒャー独特の香り。ヴィンテージ柄、比較的優しい酸…とは言っても、他のワインにはない凛々しい酸。
朝シャン用にはシャンパーニュなんかより絶対シルヒャー・クラシックの方が覚醒効果は高い、と、プリンセスは思います。
続いてワイナリーの前に広がるLambergランベアク畑の2011年。
土壌は典型的なシストや片麻岩。クラシックをスケールアップしたような味わい。果実味もミネラルもより深さと力強さの増す分、酸はクラシーク程前面に出ず、ワインとしてのバランスがより高くなる。ワイン単体としても十分な個性がある。
以上、ランベアクLamberg畑 |
このワインの印象が3年半までの前回訪問時と一番異なった。08年のラーゲンヴァインの中では古木のエンゲルヴァインガルテンが光っていたが、2011年に関しては、このリーマーベアクの豊かな、他と少し個性の異なる、より透明感と磨きのかかった華やかな果実香味がなかなか魅力的。やはり暖かい年は原成岩(熱さ&エネルギーを与える)より石灰岩土壌(クールさと余韻の伸びを与える)のワインの方が利するところ大なのか?
以上Riemerbergリーマーベアク畑 |
以上Engelweingartenエンゲルヴァインガーテン畑 |
プレスと発酵タンク。なんと屋外に! |
収穫風景。ただし画像は全てライテラーのサイトより。 |
訪問当日は購買ブドウの搬入でテンヤワンヤ。 |
邪魔になってはいけないので、 とてもこんなノドカな写真は撮れませんでした。 |
超特急インタヴューとあるワインのテイスティングから印象づけられた、ライテラーの未来についてのお話は、また次回にでも。