9月2日(金)
久々の更新です。
ルストで5時半に授業が終わる。45分のバスに飛び乗って我が家へ。車なら恐らく3時間あれば十分な距離のはず。ところが公共交通機関で辿り着こうと思うと本当に大変。それでも今日は、一日2本しかないルスト→ウィーン直通バスに丁度いい時間だったのでラッキーな方。
ウィーンのシュドバーンホーフにバスは着くので、そこから地下鉄U1(路線図では赤のラインなので、マイ通称は丸の内線)のシュドティロラープラッツまで歩く…といっても、同駅と言って全然問題ない近さだ。
しかし、ここからが大変。シュヴェーデンプラッツでU4(千代田線)に乗り換え、ハイリゲンシュタットでシュネル・バーンに乗り換える。しかもハイリゲンシュタットでは30分以上待つことになるので、駅の売店でゼンメル・サンドを買い、ビールで流し込む。
8時57分発、9時51分ハーダースドーフ着予定の急行列車に乗り、ほっと一息。早い時間ならハーダースドーフでゴベルスブルクを通る電車に乗り換えるのだが、それは7時半くらいまでのこと。この時間ではハーダースドーフから家まで20分以上歩くしかない。
i-podを聴いていると9時50分くらいに「次の停車駅はxxドーフ」とイヤフォン越しにアナウンスが聞える。うーん、ちょっと早いかな、と訝りながら窓の外に目を凝らすのだが、無人駅には照明はおろか、駅名サインすらない。ひとつ前のドアから降りた女性も「ハ-ダースドーフ?」と不安そう。しかし、階段を降り始めた時点で「ああ、しまった。これは違う」と確信。
タクシーを呼ぶしかないか、と思っていると、一緒に降りた女性が携帯で何か話しながらしきりに目配せ。「タクシーを呼んでいるの?」「いえ、父に迎えに来てもらうから、一緒に乗っていきましょう」「でも私はゴベルスブルクまで行くので。あなたはハーダースドーフにお住まい?」「ランゲンロイス。だからゴベルスブルクは通り道だから」と、いうことで怪我の功名。ハーダースドーフから家までたんまり歩く予定が、ひとつ手前のエッツドーフから車でほんの7,8分でゴベルスブルクに到着。
着いてびっくり。我がお城前、小川の流れるゴベルスブルクのハウプトシュトラーセに煌々と明かりが。車を降りると生バンドの音。目を凝らせば売店やらフードスタンドやらも出ているし、ウチのお城前では子供達が花火に興じている。
クタクタだったはずなのですが、生音を聴くと、いてもたってもいられない性分。一旦荷物を部屋に置くやいなや、カメラと小銭だけ持って、お祭り会場へGo。
散々ブラインド・テイスティングで絞られた後なので、再びビール片手に様子を撮影。
…真夜中に近づくにつれてバンドも客もヒートアップ。
…真夜中に近づくにつれてバンドも客もヒートアップ。
オーストリア人の陽気さをどうぞご堪能あれ!
お城前のハウプトシュトラーセに光が |
ゴベルスブルクとザイゼルベアクの町のワインが楽しめます。背後に浮かぶのがウチのお城シュロス・ゴベルスベルク。 |
深夜盛り上がる観客達 |
家族連れ、老若男女、それぞれに楽しみます。 |
いやはや陽気なオーストリア人 |
私の「オーストリア人=ドイツ語を喋るイタリア人」説を証明してくれます。 |