2011年9月9日金曜日

気になるお天気とプリンセスの乾燥肌


99日(金) 
おお、もう週末かぁ。時間が経つのが早いこと!
今週の火曜あたりから、めっきり夜の気温が下がり、北向きの部屋に夏がけ一枚で寝ているプリンセスは、たまりかねてフリースを着ています。昨日は昼から肌寒かったし、すっかり「夏は去りぬ」の風情。

この気温低下は、この時期としては多少ブドウの酸が少なめの今年、ブドウにとってはとても有難いこと。酸が低下する速度が遅くなれば、最後には07のように、一旦熱波で酸の減少が心配されながら、実にきれいな伸びのある酸が得られる訳で、そこら辺は単純に酸の量の多寡では測れぬ、深遠な成長過程のバランスの妙というものがあるのです。
ただ、ここ数日は、気温が下がるとお日様も陰りがちなのが、困ったところ。まだまだブドウは緑の葉をつけており、光合成によって栄養を蓄え続けています。…、というか、完熟期最終段階の今こそ、単純な糖度ではない、風味の熟成に決定的なとき。どうかこれから収穫完了まで、昼間はお日様に燦燦と輝いてもらい、夜はググンと冷えて欲しいものです。

ところで、ここら辺の空気は、「雨かしら?」と思うような空模様でも、かなり乾燥しており、乾燥肌のプリンセスにはちょっとイタイ。化粧品には一切お金を掛けないプリンセスをして、BIOのモイスチャークリームを買いに走らせる事態となっています。まあ、愛するブドウの健康状態を思えば、喜ばしい。何せ、雨はもちろん、貴腐ワイン以外には湿気も不要。とにかく健全な果実を収穫したいのですから。