2011年11月13日日曜日

フィナーレは貴腐ブドウ

お城ワイナリーの収穫の最後を飾るのは(アイスヴァインは別にして)、ハイリゲンシュタインHeiligensteinの貴腐ブドウ。晴れ渡った先週の金曜日、午後。最後の区画の収穫の様子をお届けします。

お城ワイナリーからハイリゲンシュタインの畑までは自転車でも20分くらいかかります。
お城ワイナリーからハイリゲンシュタインの丘に向かう、丁度中間地点くらいにヒルシュのワイナリーがあります。
より接近したところ。この辺りはもうラムのはず。
ハイリゲンシュタインはそれほど急な斜面ではありません。平均的ブルゴーニュとヴァッハウの急斜面の中間くらいか?
上部はリラ仕立てになっています。

わざわざ残した貴腐ブドウ達

 

 さて、いつもと収穫の様子が違うことに気付かれましたか?
そう。一人2つ、赤と灰色のキステを用意しています。

 こうして健全果を灰色のキステに逆選果して落とし(これは当然ハイリゲンシュタインの辛口にブレンドされます)、赤いキステに貴腐の房を入れていきます。

ところで、グリューナーの銘醸畑ラムLammはハイリゲンシュタインの下方に位置しています。どこからどこまでがラムで、どこからがハイリゲンシュタインなのか、とってもプリンセスは気になっていたのですが、ミッヒに聞いたら「簡単だよ。南北に垂直にブドウが植わっているのがラム。東西に水平にブドウの植え方が変わったところからがハイリゲンシュタイン」とのこと。


今日はたまたまハイリゲンシュタインの一番下の区画を収穫していたので、上から見ると本当に歴然!
上部(手前側水平に植わっている部分がハイリゲンシュタインの一番下。
その奥、ブドウが南北に縦に植えられているのがラム。
さて、貴腐をどのように扱ってプレスするのか、昨日見られなかったため、木曜の帰国前に、少しでも追跡しようと思っています。