今日6日はこちらはDrei Heilige Könige ドライ・ハイリゲ・ケーニゲの日。イエスの誕生を祝うために星を追ってかけつけた3聖人を讃えた祭日です。なぜ
Saintsが王 Königeとなったのか、しかもそれをどうして
日本語では博士と呼びならわすのか…近くの西洋史専攻のお友達か宗教史の専門家にでも尋ねてみて下さい。
ところで、祝日に先立ち、
昨日オフィスに"Die Sternsinger 星の歌い手”と呼ばれる子供達が突然訪れたので、その様子を動画でお送りします。この子達は、ちょっとした寸劇と歌を披露してくれ、募金を集めて行きます。
ビデオは去っていく様子。本当は歌と寸劇の様子を撮っておきたかったところですが、あまりに突然だったのでカメラが手許になく、オフィスのヒトがお布施を渡している間に速攻でカメラを部屋から持って取って来た次第。まさかもう一度やってもらう訳にも行きませんので、これでお許し下さい。
まあ、オフィスの雰囲気も少しわかりますよね。プリンセスはここで毎日仕事をしています。
それはそうと、例によって博識のおじいちゃんはドライ・ケーニゲの由来の説明の後に、中世にはイエスの遺骸ビジネス(イエス他弟子達の骨や衣類、アクセサリーなどを売る商売)がはやっていたこと、そして例えばヤーコブの遺体はひとつしかないはずなのに、六体が売られていたこと、…つまり
キリスト教世界がいかに堕落していたかについてナイスな解説を付け加えてくれました。
また、オフィスのヴォルフガングも、この祝日の由来と、子供達の募金の目的(恵まれない人々や第三世界&天災や戦争の被災国支援)について説明し、「お金はそういう人達に届けられるんだ」と言った後、”Hoffentlich
願わくば”というフレーズを添えました。
こういう、伝統に寄り添いつつ、ひと言加えずにはおれない、
一筋縄で行かない国民性をプリンセスは限りなく愛します。