2011年8月29日月曜日

哲学者夫妻と三重奏ユニット結成?

一昨日土曜夜から哲学者で”Austria Wine"の著作もあるフィリップ&小説家ヴェロニカブロム夫妻がお城に滞在。この二人、音楽が大好きでフィリップはヴァイオリンを、ヴェロニカはピアノを弾く。
居間のベーゼンドルファーでモーツアルトのヴァイオリン協奏曲を奏でるのが聴こえたてきたので、お邪魔させてもらった。
譜めくりを手伝うと、ベロニカから「ねえ、いつまでここに居るの? 私チェロも弾けるので、3重奏しましょうよ」との申し出。おお、それは楽しそうだ!

しかもお昼を食べながら、今度は「アマチュア・クアイアー(合唱団)もやってるので、あなたもメンバーよ。合唱団の名前はバックヘンデル(鶏の唐揚みたいな、典型的ホイリゲ料理。焼くを意味するbackenを短縮したバックとBachを掛けたもの)っていうの。レパートリーはバッハとヘンデルが多いし、それに練習の後に食べるのは簡単で美味しい料理が多いので、一番よく食べる料理に因んだ、ってわけ」
このおばはん、言うことが実におもろい!

昼から飲み続け。向かって右のファルツのワインの名前に注目。Saumagen(ファルツ名物、ザウマーゲン。豚の腸の肉詰め超極太ソーセージ、といったらいいか。転じて「鉄の胃袋」の意。鉄の胃袋を持ったヒトのための、ワインという意味?
正面がジョークの冴え渡るベロニカ。


ヒルシュ受賞パーティーにて。不思議なスピーチを固い抱擁で締めるのは、ヴァッハウのエメリッヒ・クノル。
昨日はご近所ワイナリーヒルシュのファルスタッフ誌2011年度ワインメーカー・オブ・ザ・イヤー受賞パーティーもありましたが、その様子の写真はfacebookをご覧下さい。午後からルストに向かわねばならないのに、まだ、なんだかお酒が残っていい気持ち:)…