2012年3月5日月曜日

リーデル? ロブマイヤー? それともツァルトー?

プリンセスにとっては悲しいことに、オーストリアはワインよりワイングラスの方が有名です。
その筆頭が、あのリーデル。ワイングラスとしては世界一名の知れた存在、と言ってもいいでしょう。

しかーし!
プリンセスいちのお気に入りは、ニューイヤー・コンサートでいつも素敵な輝きを放つムジークフェラインのシャンデリア、あれを作っている、ロブマイヤーのもの
(実はプリンセスの拙著はロブマイヤーの“オーストリアの飲み物に関する世界中の本”を集めた図書コレクションに収められています。プリンセスの数少ないご自慢のひとつ。えへん!
飾って眺めるなら19世紀末から20世紀初頭のLudwig LobmeyrやJoseph Hoffmannデザインのシリーズが、“いかにも” なのですが、実際ワインを飲むにはPaul WieserデザインBallerinaバレリーナ シリーズがお勧め。特に大振りのチューリップ型シャンパーニュ・グラスは、熟成したヴィンテージ・ジャンパーニュを飲むのに欠かせません。また、ちょっと細身の、モディリアーニ描く女性の顔型を思わせる面長グラスも、オーストリアのエレガントかつ贅肉のない白ワインにうってつけ!
ロブマイヤーの魅力は、もちろんまず第一にそのため息を誘う流麗なプロポーションにありますが、それに劣らず重要な点はグラスが軽いということ。これはカリ・クリスタルを使用しているからで、同じ理由でオマケもついて、軽いのに強度は鉛クリスタルグラスより高い。いや、逆かもしれません。強度が高いからこそ薄くでき、だから軽いのでしょう。ワイングラスは見て美しく、飲むときにはできるだけその存在を感じさせないことが理想ですからね。
ところで、カリ・クリスタルグラスのデメリットとして、鉛使用のクリスタルガラスのような鋭利な輝きがないことが普通挙げられます。けれどプリンセスはその柔らかな輝きが、むしろ好きです。

そんな訳でプリンセス、かつてはオーストリアへ行く度にロブマイヤーのグラスを少しずつ持ち帰ったり送ったりしていたんです。
左よりRiedel 125g, Lobmeyr 95g, Schott Zwiesel 145g, Zalto 105g, Riedel 195g, Lobmeyr 110g
ロブマイヤーとツァルトーの軽さ(=薄さ)がおわかりいただけるか、と。
ところが、何度もオーストリアを訪ね、様々なワイナリーにお邪魔するようになると、トップワイナリー達が試飲に同じグラスを使用していることに気付きます。ロブマイヤーと同じ位軽くて、デザインはよりモダン。優雅さではロブマイヤーでしょうが、現代的なセンスの良さ、という意味では、むしろ「こちらの方が恰好いい!」と、プリンセスは思いました。
グラスはZaltoツァルトーというメーカーのもの。ワイナリーがこぞって使っているのは、DENK'ART デンクアートという、業界人の間で真のワイン通として名高いデンク神父がデザインしたラインの、ユニヴァーサルという商品であることがほどなく判明します。気になるお値段ですが、もちろんこちらも手吹きのカリ・クリスタルであり、安くはありませんが、芸術作品或いは銘工芸品としての値付けのロブマイヤーと比較すればかわいいものリーデルの手吹きグラスであるソムリエ・シリーズ(=鉛クリスタル)と比較しても遥かに格安。そんなこんなでプリンセス、グラスは基本Zalto ツァルトーで揃えることに決めました。シャンパーニュ・チューリップだけは、これからもずっとロブマイヤーを買い続けると思いますが。

さて、オーストリアに渡ってから、日本の自宅用にデンク・アートのユニヴァーサルグラスをドカンと大人買いしたいと思い、ヴァインアカデミーの講師に安くで買える場所を尋ねました。すると、「ワイン・ジャーナリストなら本社にメールを書いて、割引価格で売ってもらいなさい」と助言を受けます(こういう実践的な指導をしてくれる先生って大切)。で、その通りにしたところ、割引価格でグラスが購入できたばかりか、"Zalto Ambassador"就任を打診されます。いえ、別にもうひとつ自慢を増やしたい訳ではありません。皆さんにも朗報なのでお受けしました。Zaltoグラスは既に日本にエステート・ワインズhttp://www.estatewinesjapan.com/index.php?main_page=index&language=JP  
tel 078-777-6616 を通して輸入されています。ここからツァルトーを購入する際、「私の紹介」と言っていただければ特別価格(希望小売価格の15%引)でお求めいただける、というシステムです。
美しく機能的なワイングラスの購入を検討中という方、どうぞご活用下さい。
尚、本人確認?の合言葉は『プリンセス・アラフィフ』ですので、お忘れなく : )