2012年3月18日日曜日

大阪初のテイスティング会             @キュイジーヌ・フランセーズきよた

本当は13日のシノワでの深夜の業界テイスティングの模様を先にご報告したいのですが、カメラにSDカードを入れ忘れ、写真が入手できていないため、15日の大阪での業界向けテイスティング&消費者向けお食事会の様子から行きます。
とにかく大阪の右も左もわからないプリンセス。場所のセッティングから集客まで、全て大阪在住の若きワイン・ジャーナリスト、K井さんにお任せしていました。直前に予定していたお好み焼きの“パセミア”から、ミシュラン星付フレンチ“きよた”へ会場変更せねばならなかったというアクシデントもあり、正直プリンセスは不安一杯で大阪に乗り込みました。

業界向けテイスティグは当初20人前後のコジンマリしたものになる予定でしたが、予想以上に沢山の方にお越しいただき、また東京人と異なり、はっきりご自分の意見を口にして下さる大阪の業界人からは、オーストリア・ワインが紛れもなく飲食シーンに定着しつつあるという「確かな手ごたえ」を得ることができました
東京との比較で気づいた点は;
1)大阪人はコスト感覚が一層シビアだと懸念していましたが、「安さ命」の時流に盲目的に絡め取られているのはむしろ東京の業界人の方。大阪では高価格であっても、価格に対して本当に品質が高ければ or 個性があれば評価する、という姿勢を感じました
2)いい意味でも悪い意味でも、プロの間ですらオーストリア・ワインの知名度は低い。メジャーな品種、産地などもほとんど知られていない状況を確認しました。
3)反面、オーストリア=グリューナー、オーストリア=地場品種による非インターナショナル・スタイル…といった固定概念も東京より薄く、あらゆるスタイル&価格帯に対し、より開かれている印象を受けました。
4)ワイン業界人の世界が狭いのは東京も変わりありませんが、大阪ではそれに輪をかけて濃密かつ閉鎖的な人間関係が存在している模様。おいそれとプリンセスのような人間が入り込めそうにはありません…

そして、感動の消費者のお食事会の部。
パセミアでの開催ならず、楽しみだったキャベツとグリューナーの抜群の相性を堪能することはできませんでしたが、怪我の功名とでも言うのでしょうか。非常に繊細でピュアな清田さんのお料理は、プリンセス的には『まるでオーストリアワインのためにあるかの如き味わい! 
手前左のオマールのブランマンジェはリースリングと。右の人参ムースにはGV
がよく合いました。奥の雲丹はシルヒャーで。

炙り鰆にはツィアファンドラーのスモーキーさがズバリ
白&緑のアスパラ。緑はやはりGVが合う

烏賊にはリースリングが、ホウレンソウのソースにはGVがマッチ

タラのアメリケーヌ・ソースは少し樽のかかったクリーミーなヴァイスブルグンダーで
ラム(肉)にはSt Laurentだけでなく、GVラム(畑)もしっかり合いました : )
デセールにはハイディ・シュレックのBA
特にシグナチャー・ディシュ“オマール海老のブランマンジュ”には、残糖高めのアウスレーゼクラス or 貴腐率高めのリースリングがピタリと合います。この日は合わせませんでしたが、質の高いローターヴェルトリーナーやフルミントとも素敵なマッチングを見せてくれたはずです。
「正統派のフレンチにここまで合うなんて…」と、集まって下さったお客様は勿論、プリンセスすらビックリ!
K井さん、行き届いたセッティンとサービスをありがとう!
感動の料理を作って下さった清田シェフ
モリッツのネッケンマークト アルテ・レーベンを持ち込み、仏伊の並み居る銘酒とともに味わった2次会を終えると、連日のテイスティング会やらセミナーやらの疲れがドっと出たプリンセス。ホテルに戻るとベッドに倒れこみましたとさ。