2011年10月28日金曜日

ゴベルスブルク@日の出前

ようやく天気も回復基調? うーん、雨こそ降っていませんが、お日様はまだ顔を出しません。

今日こそシュタインセッツSteinsetzの収穫かな? …と楽しみに6時45分、収穫隊集合場所に降りてみると、あまりに日の出が遅く暗いので、スタートは7時15分に遅らせるとの指示。しかも予定より半日雨の上がるのが遅れた影響で、今日の収穫はまだノインツェーンヨッホ畑だそう。
もうこの畑は、リースリングとグリューナーの2度も収穫を体験しているので、プリンセスは明日土曜、休日出勤で収穫に参加することとします(でも、それでお庭掃除ができないと、お婆ちゃんオカンムリかしら…)。

ところで、通常ブドウ畑の労働者は土日休みですが、収穫期には土曜出勤。天候の都合で止むを得ない場合は、日曜祭日の出勤も有り得ます。でも彼らは日当払いですから、まあ、文句はない模様。寧ろ気になるのは、待機してい、て雨が降ったりの理由で中止になったときの支払いはどうなるのか。因みに未習熟労働者の時給は€5

せっかく早起きしてしまっているし、一旦家族用の門を出てしまうと、鍵の都合で、お城に入るには5分くらいかけて表門まで廻らねばならないので、今日は早朝のゴベルスブルクのメインストリートをご案内しましょう
お城の正門を出たところ。オレンジ色の壁に黄色に色づいた木々の葉が映え、晩秋の趣を感じます。
真っ暗な町にぽっかり浮かぶ明かりはパン屋さん。上の写真の右手の白い家を右に降りていったところにあります。
千人程度の人口しかないこの町には、とにかくモノを買えるお店はこのパン屋さん一軒のみ(飲み屋=ホイリゲは私の知る限りでも3-4軒あるところが、また土地柄)。因みにお城の門のすぐ右手下方にあります。一度6時前に行ったらもう開いていたところを見ると、5時前後には店開きをしている模様。こちらのヒトは本当に早起きです。
収穫に出る泥だらけのズボンと長靴というコキタナイ格好で店に入り、「すぐ前のお城に住んでるワインジャーナリストなんだけど、ちょっと写真撮らせてね」とお願いし、店内をササっと写真に収めました。
汚れた靴を詫びると、「気にしないで」とニッコリ。田舎のヒトはウィーンっ子と違い、実に感じがいい
ド田舎のパン屋さんにしては、なかなか充実。パンは少なくとも20種類はあるでしょう。
他にコーヒー、紅茶、ジュース、POP飲料、バター、ミルクやチーズなどの乳製品も揃っています。
どこへ行っても驚くのがハム、ソーセージの充実ぶり。安くてしかも美味しいです。
下段のケースに入っているのはケーキ類。買ったことはありませんが、なかなかイケそう。
ちゃんとイートイン・コーナーまであります。一度お茶でもしてみようかしら?
ゴベルスブルクの町も我がお城も、まだ朝霧に煙っています。
教会の尖塔の霞む様子もなかなかロマンティックでしょ。
因みに私の部屋は、映っている右下の部屋の丁度裏側になります。