2011年10月3日月曜日

VDP モーゼル=ザール=ルーヴァー テイスティング

103日(月) 収穫期の独&仏ワイン産地巡りレポート その1
先々週から2週間にわたる旅を振り返ります。
コブレンツからモーゼル川沿いを電車で上ります。
どんどんド田舎になるかと思いきや、トリアは落ち着いた由緒と格式を感じる街でした。
9月22日、早朝にルストを発ち、飛行機と電車を乗り継いで、夕方にドイツはモーゼル上流のトリアに到着。Kurfuestliches Palaisで行われたGrosse Ring Mosel-Saar-Ruwerテイスティングに参加。 
うちのお城より立派な宮殿でのテイスティング。
日本から有坂さんや楠田卓也さんもみえていました。
大混雑の会場。思うように生産者と話はできません。
VDP100周年記念のオークションワインなどもこっそり出展されていたはずですが、プリンセスはこうした大人数のテイスティングに割って入るのが大の苦手。テーブルに並べられた正規出展ワインを注いでもらうのにもひと苦労です。その日のうちにラインガウのガイゼンハイム研究所近くのホテルに入らねばならなかったこともあり、あくまでザザっとテイスティングしただけですが、一番気に入ったのが御大Scharzhofbergerと新進のVan Volxem
後から地図で確認したら、なんとことはない。両者モーゼル上流、ザール地域のご近所同士。きっとプリンセスはそこの土の味が好きなのです。
モーゼルは上流に上るほど、緯度は下がりますが(温度↑)、おそらく標高は高くなると思われ(温度↓+日隔温度差大)、しかもここだけに特有の赤い粘板岩があるらしく、それらが絡み合って、モーゼル一帯でも特有のテロワールを形作っている模様。
その辺の真相は、次回訪れて是非この目で確かめねば…。またプリンセスの欧州滞在の楽しみがひとつ増えました!