2011年9月6日火曜日

イアン・ボストリッジらのクルト・ヴァイルを満喫


9月4日(日)
朝からお祭りでマーチング・バンドが演奏。そうなると落ち着かない私。今度は地元の初めて試す生産者のリースリングを飲みながらの鑑賞。正直同じ値段ならウチのワインの方が遥かに深みがあってレベルは上だが、突き抜ける酸は、気温の上がる昼には実に爽快。

ブラスはオーストリアの伝統。
ウィーンフィルなど著名オケのブラスセクションにも、こうした地方ブラスバンドの出身者が多いと言う。
演奏は下からお楽しみ下さい。

Backhaendel(鶏の丸焼き)、一羽丸まるで€6.安い。

自衛消防団によるサービス。慣れないながらも一生懸命。

午後は数人の友人とスカイプ。

7時からは8月20日に行ったグラーフェネック城 Schloss Grafeggで再びコンサート。
今日のは凄かった!!! 


アンゲリカ・キルシュラーガー、イアン・ボストリッジ、フローリアン・ベシュらの歌うクルト・ヴァイルのDie Sieben Todsuenden”をHKグルーバーが指揮。ユーモラスな中に皮肉や悲嘆の込められたブレヒト劇のエッセンスを楽しみました。コンサート前半に演奏されたグルーバー本人の委嘱作品も、”トーンキュンストラーオーケスター ニーダーエスタライヒ“という聞いたことのない地方オケとは思えぬ高レベル。まあ、日本なら武満の指揮で本人作品を演奏するようなもので、オケの興奮と喜びがそのまま伝わるような好演でした。(残念ながら、カメラ忘れました)