2012年11月5日月曜日

プリンセス、華麗なる変身を遂げるの巻

前回のブログを読んだお仕事関係者から「岩城さんのお仕事って大変なんですね」と、マジに同情されてしまったプリンセス : )
ご安心下さい! ドロのような肉労の後にはこの笑顔! photo  Barbara Koller
お城でコキ使われている訳では決してないので、誤解のないように書いておきますが、落ち葉拾いはプリンセスのウィークデーのお仕事ではなく、週末の家族としての、謂わばプライヴェートなお努めなんです。

因みにプリンセスがウィークデーは何をしているのかと言えば、オフィスでの自分の仕事が大半で、少しだけお城ワイナリーの主に日本市場に対するPRをお手伝いしています。
そして、あくまでプリンセス自身の勉強と、長期取材の一環として、畑仕事やセラーワークを部分的に体験させてもらっている、というのが日常です。
ちょっとお城の家族役割分担を解説しますね。バラを始め四季折々に目を楽しませてくれるお城敷地内の様々な植物の手入れは、基本的に夫人エファ方の両親ペーター&イルゼがやっています。イルゼはそのために、なんと大学の園芸学部の社会人コースまで履修しており、趣味の域を超えたスペシャリスト。それをペーター、エファと家事を手伝う使用人、そしてプリンセスがサポートしている体制です。
だから、もし私がやらなかったら、おばあちゃんかエファが枯葉を集めて、コンポスト置き場へは使用人が捨てに行くことになったでしょう。実際、先週は、エファが庭の別の場所で枯葉集めをしていましたが、この日彼女は朝6時起きでディナーの料理を準備。その間にプリンセスが肉体労働をしていた、という訳です。
住んでみて実感しましたが、広大な敷地の数百年を経たお城に暮らすって、実は庭仕事だけではなく、日々半端でなく色々な雑用があるんですよ…。

しかーし!
お城の週末は華やか&賑やかでもあります。
プリンセス、土曜は4時半近くに庭仕事をギヴアップし、シャワーを浴びてからしばしメールチェックなどをし、6時からはエファのワイン勉強仲間のお客様をお迎えします。彼女のホテル学校時代のクラスメートで、これからお城ワイナリーの海外営業を手伝うことになっているバーバラもやってきました。

では、アットホームな週末の宴の模様を写真でご覧いただきましょう。
全員集合! この日のお客様は右の3人。お爺ちゃんお婆ちゃんと子供たち、お手伝いさんはこの後退却。

ワインはぐっとくだけてこんな感じ。
6人でこれだけ飲みました。ちょっと飲み過ぎ?
お城ワイナリーのゼクト、シャンパーニュ、と続いた後、白のスターターとしてグリューナー トラディション 2010を持って来たのにはちょっと驚き。後に飲んだChateau de Chamirey 2010が、最初はメチャメチャ薄くレモニーに感じられちゃいました : )
プリンセスが落ち葉拾いをしている間、キッチン
ではこんな光景が繰り広げられていじました。
そして、この日の主役はなんと言ってもエファが朝6時起きで用意した手料理。
何度も書いていますが、彼女の料理の段取りの良さ、手際の華麗さはプロはだし。十八番である、東南アジア風料理の数々をご覧いただきましょう。
プリンセス的に、ワインの主役はハイマン・レーヴェンシュタイン レットゲン アウスレーゼ。うーん、最近は写真にも写っているムンケンタール的なアウスレーゼくらいの甘さのワインがオーストリアでも沢山出て来て一種流行の兆しを見せているけれど、そしてそれも全然悪くないんだけれど、プリンセスはやはり、アウスレーゼ以上の甘口、極甘口については、少数の例外的生産者(例えばハイディ・シュレック)を除いて、やっぱりドイツワインの方が凄い! って正直思うことが多いのです。
本日のヒット、レットゲン アウスレーゼ 2010
あの緊張感溢れる口中でぐんぐん湧き出るような酸があってこそ、甘口はキラキラと輝ように感じます。あれは本当にひっくり返ってもドイツ以外には出せない味わいだ…。
ゼクトグラスはリーデル特製、お城ロゴ入り。

土曜は本当に、よく働いてよく食べよく飲み、…うーん、まだまだドイツ語では笑いのタイミングをほぼ完璧に逃してしまうのが癪だけれど。何故かワインの話をしている間だけは、それがドイツ語で行われていることを忘れて、自然に受け答えしているのが我ながら不思議… : ) 
テーブルセッティングも美しい…、けれど
この日使用のシルバーは、実は4段階あるうちの下から2番目のクラス : )
散々飲んで食べて、…随分飲んだので、ガラスの大皿を洗うのはちょっとビクビクものでしたが、割ることもなくこなして、お片付けの終わったのは夜中の2時。
朝6時からずっと準備をしていたエファは先に寝かせ、片づけを手伝ってくれたのは、エファの親友バーバラ。

あのさぁ、バーバラ。パーティーの間中、5人の独語大爆笑会話になかなか入っていけないプリンセスに対しても、手加減なしに英語を全然使わないのは、それはいい。仕方ない、っていうか当然のこと。
ナプキンも美しい…
だけどね、その後二人きりになったときこそ、鍋はあっちだ、フォークが上だ、ナイフが下だ、大皿はどの棚だ、明日何時起きだ、朝食は何人だ…、そういうた~んじゅんな会話を『英語』っていうのは、お願いだから止めてくれない? 一対一の簡単な会話こそ、ゆっくり話してくれるとか、こっちだってわからなかったら聞き返すとかできるんだから。そういうときこそプリンセスの壊滅的ドイツ語を少しずつでも向上させるチャンスなんだからさぁ…。ぶつぶつぶつ…。