2012年11月21日水曜日

Gソムリエ、3つの大罪

月曜の晩、プリンセスは、インポーターのO社からご招待いただいた、代官山のivy placeで行われた、
とーってもお洒落なパーティーに参加した後、旧友ムッシュNのお店"Vin de Reve"で、悪友達と合流。
Mさんのお店選びのセンスの良さには、いつもながら脱帽!
ここでプリンセス、お腹の皮のよじれるほど笑い転げました。
笑かしてくれたのは、都内で複数の人気店を経営するソムリエのG氏。

彼にはそもそも銀座の一流バーC勤務時代に2つの大罪があります。

大罪その1. ひとでなし
サイフォンのコーヒーを熱し過ぎ、勢い良く煮えたぎるゴーヒーが噴出。あろうことか、お客様の頭にお見舞い。
お客様は何事もなかったかのように、静かにコーヒーを飲み続けました。一方彼はその光景に笑いをこらえ切れず、厨房に下がって心行くまで笑ってしまいました。

大罪その2. ビタースイート
シャンパーニュ抜栓の際手許が狂い、コルクをお客様の額に至近距離で見事に命中させてしまいました。
さぞかし痛かったであろうに…。それでもお客様は「これがバーの醍醐味だよね」と素晴らしくも苦し紛れのフォローを入れて下さいました。

ここまでは既に仲間内の知るところ。

そしてこの晩、彼はC勤務時代に犯した3つ目の大罪を告白しました。

その晩カウンターに陣取ったのは、左遷か退職絡みの人物&彼を送る同僚の計5人。それぞれ別々のカクテルを所望しました。
サイドカー、マティーニ…、と順番に異なるカクテルを作ってサーヴし、最後に一番奥に座る悲しき主賓のカクテルを作ります。
G:「洋ナシのカクテルです」
左遷人物:「…そうだよね。僕って用無しだものね。」…自虐的微笑みを浮かべてポツンと一言。

以来彼は、店で洋ナシは「西洋ナシ」と呼ぶよう、肝に銘じているそうです  : )
Vin de Reveのシェフ、エージ君のお料理は、
友人の店という贔屓目抜きに素晴らしい!
☆☆☆
パーティー会場で、実はちょっぴりシュンとしていたプリンセス。
そうでなくてもパーティーのような人の多い賑賑しい席では気後れしっ放しな性分なところに持ってきて、久々にお目にかかった業界の先輩に「ご無沙汰しております」と、礼儀正しくご挨拶した積りが、「あら、尻尾を巻いて戻って来たの?」と、ジョークにしても意地の悪い言葉を返されてしまい、一瞬目の前がクラクラと暗転してしまったのでした。
けれどそんなブルーな気分このチョーおばかな告白でパパっと雲散霧散

いつでもどこでも、持つべきものは、やっぱり一緒にバカ笑いのできる友人達です!
※お酒の席でのバカ話故、詳細の正確さは一切保証されないことをご了承下さいまし。