2012年4月9日月曜日

イースターの情景

プリンセス、オーストリアで過ごすイースターは2回目のはずなのですが、昨日(日曜)がイースターで、今日月曜からは平日だとばかり思っていました

本当は、今日までれっきとしたBank holidayなんですよね。そういうこと、すーぐ忘れちゃうんです。昔からプリンセス、母親に「鳥さん」って呼ばれてました。友人にも「イワシ(学生時代のプリンセスのあだ名)はボケても昔からだから、全然困らないよねー」なんで言われています。


で、今日は「一日儲けた」とばかりに、掃除をしたり洗濯をしたり、散歩に行って畑の様子を見たり。畑は今剪定と最初の誘引が終わり、今まさに揚水と発芽を待つばかり。仕立てのカタチを見るには一番いい時期です。葉が茂ってしまうと何が何だかわからなくなりますからね。









こちらでも桜=Kirschが満開。

ほぼ白いし、花も小さい。

お城前のSchloss Strasse(=お城通り)は二手に分かれ、
こちらはその名もWeinstrasse(=ワイン通り).目立つ尖塔は教会。お城はその左側。
中にはコルドンにしたいんだかギイヨにしたいんだか、「やりたいことがわからーん」という区画があったり、台地のテッペンは普通のギイヨなのに、北側へなだらかな傾斜を描く部分だけリラにして日照を稼ぐという実によく考えられた仕立分けをしていたり、小高い丘のテッペンに大昔は川底であったに違いない小石ゴロゴロの区画が出現したり、遠くから眺めるとほとんど一続きの丘に見えるハイリゲンシュタインとガイスベアクの土壌が、ゼーンゼン別であることに改めて驚きを感じたり…と、もう何度も歩いているはずの道なのに、次々と色々な不可思議が目に飛び込むのをワクワク眺めていました。
変な仕立てその1


変な仕立てその2。実は他にも色々ありました。












どう見たってひとつながりのハイリゲンシュタインとガイスベアク。でも…

お日様をたっぷり浴びて、そこここに咲く花や動き回る虫たち、そして死者を弔う十字架や聖人の像達に、すっかり元気づけられたプリンセス
その余力で夕方には、ここ数日の食べ残しでウルママとお手伝いさん、その息子に炒飯まで作ってしまいました。4人分くらいだとプリンセスも「たまにはやろうかな」という気になるのです。…ただこれにミッヒ家族5人+おじいちゃん&おばあちゃんが加わるともうお手上げ…。
今晩の炒飯は、お昼の余りの鶏のスープを使ったせいか、なかなかまろやかなお味。お米も細長い元々パサパサのものなので、火力が多少弱くても、パラパラとまでは行かずともビシャビシャのグチャグチャにはならず、結構イケました。



さあ、明日からはまた色々なワイナリーへの連絡ゴトがたまっています。4月後半からは再びワイナリー行脚の予定。報告しますのでお楽しみに!
そうそう、訳のわからない仕立ての畑はウチのものではありませんでしたが、今度まとめて栽培&醸造長のカーナーさんに写真を見せて、どういうことになっているのか説明してもらおうと思っていますので、そちらもどうぞご期待下さい。