2012年1月10日火曜日

アホか? 写真なんか撮ってる場合じゃないって!

日曜から学校と取材のためルストRustに入りました。
休日ということで、公共交通機関で田舎(Gobelsburg)から田舎(Rust)に移動するのは至難の業。念入りにS-Bahn, U-Bahn, Strassen Bahn, Busの時間と乗り継ぎをネットで確認して出掛けた積りが、調べた通りの電車が来ません乗り継ぎ予定のバスも、10分前には発ってしまった模様…
次のバスまで1時間半以上! しかも時間はそろそろ日の暮れる4時頃。寒空の下突っ立ってバスを待っていては風邪っぴき必須。
Schuetzen am Gebirgeシュッツェン・アム・ゲビルゲからRustルストまでは10kmくらいは優にあるので、スーツケースを引き引き歩ける距離でもなし…。日曜なので開いている店もなく、タクシーを呼んでもらうことすらできません
仕方なく次のバスを目的地ルストへの途中のバス停で捕まえるべく、トボトボ歩き始めました

最初は美しい夕焼けに感動する余裕もありました。写真まで撮ったりして…。

しかし日が完全に暮れるにつれ、とほほ気分が募ります
暗闇を独りで歩くってなかなか退屈。しかも文字通りド田舎のブドウ畑の中の真っ暗闇。何度もバスで通ったことのある道だったので、不安こそありませんでしたが。
ようやく1時間以上歩いた末に、次の町Oggauでバス停を見つけ、おまけにそのすぐ近くにB & Bのカフェのような場所を発見! そこで15分ほどワインを飲みながらバスを待つことにしました。地のSt. ラウレント、大振りの厚手グラスになみなみ入って€1.66! なんだかそのあまりの安さと、自分のやっていることのアホらしさにヘラヘラと薄笑いの込み上げる不思議な心持ちのプリンセス。
そして6時過ぎ、ようやく常宿のB & B Katherinaに到着。あー疲れた…。
一泊€50にして、朝食はちゃんと顔を見て調理してくれる、嬉しい宿。
最近プリンセスは、お城に帰っても、東京に帰っても、成田に着いても、ウィーンのシュヴェッヒャート空港に着いても、ここルストに来ても、どこでも一様に「帰って来た」気分になるから不思議です : )