2012年8月16日木曜日

まったりピクニック@ローレンドーフ城

夏休み中なのでピンと来ませんが、昨日水曜は祝日。
最新ラベルを最近facebookにアップしたムア=ファン・デア・ニーポートMuhr-van der Niepoortのドルリからお誘いを受け、カルヌントゥムのローレンドーフ城までピクニックに行って来ました。
バロック様式のお城は我がゴベルスブルク城よりずっと大きく、訪れるヒトは池や森もある広い庭に三々五々シートを敷いて、まったりとした時を過ごします。
左よりミッヒ、エファ、エファの同級生シュテファンとその友人ジェームズ
例によってエファはすごく美味しい料理をすごい量用意してくれています。
さ、食べよう食べよう! 手前が次女ルイーゼ、右奥が長女アナ。
参加に一切お金はかかりません。また、出店の類も皆無で、食物と飲み物を持ち込むのが基本。唯一ドルりとブドウ農家がワインとブドウを片隅でサービスしてくれます。
プリンセスも、エファお手製の食べきれないくらいの料理とお城ワイナリー&ドルリのワイン、そして中世の音楽をライブで楽しみ、お城所蔵のバロック&フレミッシュ絵画や工芸品の数々(これが半端でない数!)を堪能しました。

広い屋外にPAの類は全く存在しないので、演奏中は子供まで音楽の音量に合わせて話声を潜めて耳を傾けます。その様子はこの国の人々の文化的成熟度を物語っているよう。

パラソルの下でプリンセス好みの中世音楽の生演奏。レベル高し。
演奏者自らピクニック中の観客? にアプローチしながらの解説。
しかしプリンセスの理解度は距離の遠いこともあって、イマさん。
バグパイプと大型のタンバリンのような打楽器。
どこかケルト音楽に通じるものが。
英語でいうところのハーディーガーディー。独逸語のライアー。
シューベルト「冬の旅」の「ライアーマン」が奏でていたのはこれ。
いかにも古色蒼然としたヴァイオリン。
しかし楽器自体は現代楽器?
思い思いに音楽を楽しみます。
それにしてもオーストリアって音楽では実に多くの天才を輩出しているのに、どうして画家にはセセッション期を除いて大したヒトが少ないのでしょう? 

…なんて毒にも薬にもならないことを考えている間、実はプリンセス、ある犯罪行為に巻き込まれていたのです…。ブログからあんまりイベントに入り込めていない様子を感じたあなた、凄い洞察力

ああ、お城ワイナリー滞在記も、いよいよ事実は小説より奇なりの様相を呈して来ました…