2012年8月5日日曜日

iPhoneカメラ vs LUMIX GF1 with パンケーキレンズ

プリンセス、年に合計3ヶ月ちょとしか日本にいないのに、帰国の度に番号が変わったり手続きごとをするのが嫌で、とうとう日本を出てから丸1年半近くdocomoの携帯料金を払い続けていました。
が、ついに、ようやく、7月に日本で韓国製のsimフリーiPhoneを購入!
取り敢えず今まで使っていたこちら最大のA1という会社のプリペイド携帯を、契約期間に縛りの一切ないbefreeという方式のスマホ・プランに変更してみました。月々€15でA1携帯&固定への電話&メールboxは使い放題。加えて1000MBまでのデータ、1000分のA1以外の通話、1000通までのSMSが使えます。しかも、電話電話番号は従来のまま移行。日本の料金相場から考えれば、これってかなり満足度高くないか?

さて、せっかくヒト並みにiPhoneをゲットしたのですから、色々試したいことがあります。
  • まず、どこまでiPhoneがPCの代わりになってくれるか出張にPCなしで出掛けられるか。メールの遣り取りに支障はないのか。
  • ブログやfacebook, twitterは、iPhoneからストレスなくアップできるのか。befreeの速度やデータ量で不足はないのか。また、3者を一度にアップする効率的方法はないのか。
  • PCなしで愛用のLumix GF1+パンケーキレンズで撮った写真を日々確認、整理、簡単な編集をして保存。これをブログやfacebookにiPhoneからちゃんとアップできるのか
  • GF1からのアップが面倒だった場合、iphoneのカメラはどの程度使い物になるのか
そんなことをつらつら考えていたのですが、使ってみて意外だったのはiPhoneのカメラがかなりの優れものだということ。独特の雰囲気があって、オーバーに言えば”何か独自の世界観がインスタントに付いてくるって感じなのですよ。まあちょっと、両者同じ被写体の実験写真を比較してみましょう。前者がiPhone、後者がGF1です。





    パっと見GF1、存在感で負けてません?


    まず色が全然違いますよね。空、花、葉…。iPhoneのはsaturationを上げてコントラストを強くしたような、良く言えばインパクトのある、悪く言えば化学調味料こってり、といった感じのアクのある色合い。特に空の青さは、嘘くさくも魅力的!雲の白がまた引き立つんだわ。

    画角もiPhoneの方が明らかに広い。そのせいか、写真に引き込むような動きというのか、ストーリー性のようなものが出ます(ま、GF1は私がおかしなタテヨコ比で使っているせいもありますが、広がり感や迫り来る感がないですよね)。上記2要素が相まって、iPhoneの写真はなんだか妙に雄弁
    因みに画角の広さは以下の2枚を比較するとよくわかります。ほぼ同じ地点から同時に撮影してます。

    ところで上の2枚の一部、例えばカーテンやらランプシェードやらを拡大していただくと、iphoneの画像の粗さと甘さ、対するLumixGF1の精細さとシャープさの対比が歴然。
    さらに下のような写真を比較すれば、暗い場所でiphoneはほぼ使いものにならないことも明白です。

    う~ん、やはりブドウの葉柄や土の粒子をきちんと記録したり、暗いセラー内部での撮影には、GF1は必須。PCを携帯せずにiPhoneからのアップロードがしたければ、eyefiなどLAN内蔵SDカードを使うしかないのかなぁ…、なんだかまたまた面倒だなぁ…と、タメ息の出るプリンセスなのでありました。