2012年10月15日月曜日

ウィーン飲み食い事情 その3 グリューナウアー

え? まだ行ったことないの? と、何度かワイン関係者に驚かれた店。
因みにグリューナウアーというのはグリューナー・ヴェルトリーナーとは何の関係もなく、シェフであるBrigittaブリギッタの苗字です。
場所はウィーンの裏原宿的ノイバウの裏手。訪ねたのは9月の最終週。
8時の予約5分くらい前に店に着くと、既に店内には、まだ席に通されぬヒトが並んでいます。おお、やはり人気店なのですね。
シルヒャーの目の覚めるような酸が、まだ軽めの
アルコールのブドウ果汁をブライトに際立てます。
ウィーンでシルヒャーのシュトゥルムを飲めるとは期待もしていませんでしたが、これが甘酸っぱくて最高に美味しい! プリンセスのこれまでのシュトゥルム感動記録を塗り替えてくれました。

さて、料理はスタンダードなヴィルツハウス料理、ということで、上からシュヴァイネブラーテン(豚の焼煮)、グーラーシュ、そしてターフェルシュピッツ。写真は全てKleine Portion、つまりお願いして少量にしてもらったもの。そういう要求に応えてくれる店もあるので、完食の自信のないヒトは、尋ねてみる価値はあります。
この豚料理といい、おそらく店主はシュタイヤーマーク出身
確か仔牛のグーラーシュ。上のニョッキみたいなものはシュペッツレといいます。
左上がお約束のアプフェルクレン(アップル&西洋わさび)ソース
なにげに温かく、活気はあるけどガサガサしない、お料理もハーティーでとってもスタンダードな、いわゆる大衆ヴィルツハウス。とは言うもののゴーミヨーひとつ帽子の実力派。美味しいですよ! 気の合った仲間と行きたい店です。

Grünauer   Hermangasse 32, 1070 Wien
http://www.restauranttester.at/grunauer.html
http://gaultmillau.at/guides/restaurants/491-gruenauer