2011年10月1日土曜日

Dr. ローゼンのベーレンアウスレーゼを一気飲み  あーあ…もったいない!

10月1日(土)
おお、今日でプリンセス即位(お城に住み着いて)から丁度6ヶ月!
こちらに居ついた5ヶ月足らずの間(7月から8月半ば、1ヵ月半の日本滞在を挟んだので)に、なんと10回ウィーンのシュヴェッヒャートSchwechart空港を利用しました。いやあ、近いからとは言え、フランス、イギリス、ハンガリー、ドイツ、と、よくも移動しまくったものです。
ここまでショッチュウ使っているのと、さすがにフランクフルトからウィーンに降り着いた時には、心から「帰って来た」気持ちになります。

プリンセスはもうすっかりウィーンっ子気分:)

ラゲッジ・クレームまでの間の通路でトイレを探してウロウロする人(プリンセスはちょっと隠れた場所にある“スタッフ・オンリー”のありかを知っているので、ちゃっかりそこを利用:)や、電車の切符の買い方のわからないドイツ人やアメリカ人(一週間前のドイツでの私と同じ状態)、電車の中でウィーンの地下鉄路線図を食い入るように眺める人…、などなどを『上から目線』で眺めながら、楽勝で乗継もこなして、午後3時半過ぎ、お城に無地到着。

しかーし!
まさかこれを衆人監視の中、一気飲みしようとは…
せめてもの記念に空ボトルはしっかりお持ち帰りしました。
コルク状態すこぶる良好。太さに注目。
実はフランクフルト空港の荷物検査でドクターローゼンのベーレンアウスレーゼ(=極甘口貴腐ワイン)ベビー(1/4)ボトルが発見されてしまいました。前日ワイナリーを訪ねた際にエルンスト・ローゼン氏から直接購入し、PC用のバックパックに入れたまま…。187mlで€15。
つまり現地セラー価格でもフルボトルなら€60、日本で買えば1.8~2万はするであろう高価なワインです。

没収されてしまうくらいなら「その場で飲む」ことを決心。
ふ ふ ふ、プリンセスはいつでもワインオープナーくらい持っているさ。

私がおもむろにオープナーを取り出し、係官にこのワインが一体どれくらい貴重なものか「あなたにおわかりかしら?」と、わざと周囲に聞こえる声で訴えながら、無駄のない動きでコルクを抜き、一気…とは言え、希少なワインが要求する集中力を傾けて、じっくりと味わっていると、当然「なんだ、なんだ、あの女は」という感じで周囲の注目が一斉に集まります:) …ロブマイヤーのトラベラー・グラスで空けたら尚インプレッシヴだったでしょうか?
…ったく、ほんの一握りのテロのために、既に10年間、飛行機に乗る度にプリンセスのような善良な市民が「液体は100ml以下を透明密閉袋に入れないと持ち込めない」という、理不尽なルールの前に、このような文字通り、お金をドブに捨てるような、しかも破廉恥な行為を余儀なくされています。

あ、でも、一気に飲み下したベビーボトルのBA、とっても美味しゅうございました:)